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    新船海三郎「翻弄されるいのちと文学」


     あけび書房刊 2200円+税  
 
    碓田のぼる「落ち穂ひろい」


     あけび書房刊 1210円+税 
 
    笠原武「時代の息吹」


     東銀座出版社 3000円+税
 
         青木陽子「星と風のこよみ」

     「一回しかない人生なんだから、納得できるように生きたい」
     道子は高校教師をやめた。新たな生き方を求め、民医連に職を得る。が、時は政治の反動期。厳しい現実に振り回されながら、道子は懸命に生きる。
     
     民主文学館 (本体1800円+税)

 
      倉園沙樹子「巨艦の幻影」


      本の泉社 2200円+税
 
      工藤勢津子「利休鼠の雨」


      光陽出版社 1300円+税  
 
          中嶋祥子「非正規のうた」

     「東京都に勝った」
     町工場のパートから職業訓練校の非常勤講師になった奈緒子。全都の自治体で働く非正規労働者の労働組合(公共一般)の委員長になる。
     そんな奈緒子を東京都は突然解雇した!
     
     民主文学館 (本体1700円+税)

 
 
      碓田のぼる「歌集 くれない」


      光陽出版社 2200円 
 
        井上文夫「曙光へ テイクオフ」

     あの空に戻るまで絶対に諦めない!
     N航空パイロットの北藤徹は、人間の尊厳をふみにじった整理解雇の撤回を求めて、仲間と共に立ち上がった。
     
     新日本出版 (本体1800円+税)

  
 
     木村陽治「堀田善衛のまなざし」


      かもがわ出版刊 1800円 
 
    田中勝己「神秘の音色 木曽の町から」


      文芸出版刊 1600円 
 
     白武留康「歌集 留鳥」


      私家版 2000円 
 
      赤城弘「再起 自由民権・加波山事件志士原利八」


      コールサック社 1800円 
 
         工藤勢津子「黄昏にやさしく」

     高齢期は人生の燃え残りや付け足しではない
     人間らしい老後の生き方を問いかける長編
     
     新日本出版 (本体2100円+税)

 
 
      髙林正夫「ブラインドロードの旅」


      本の泉社 2000円 
 
       杉山成子「誰もこの涙に気づかない」


      同時代社 本体1091円
 
         新船海三郎「日日是好読」


      本の泉社 2500円
 
         中村恵美「小説 岩手ノート」

     

     デザインエッグ社AMAZONで販売 2750円

   
 
             小林昭「未来をみつめた作家たち」

     私の文学に求むるものは批評である――啄木
     この言葉を導きに、大岡昇平、遠藤周作ほか、作家たちの「批評精神」を読み解く 
     著者生前の構想による自選評論集

     民主文学館 (本体1600円+税)

 
 
          猪狩丈士「深圳にて」

     

     本の泉社 1980円

  
 
             苫孝二「渋谷の街を自転車に乗って」

     小樽で生まれ育ち。渋谷区議35年 懐かしい故郷の家族、誠実な党の同志たち。
     区議として知ったアルコール依存、ホームレス、孤独死の現実
     出会いと別れの哀歓を描く短編集

     民主文学館 1500円(税込)

  
 
            泉 脩「87歳の詩」

     

     私家版

 
 
             原健一「大糸線純情小景」

     

     文芸出版 1650円

 
 
            祥賀谷悠「果無の道」

     

     本の泉社 1200円

 
 
             北村隆志「ロスジェネ文学論」

     ロスジェネ作家8人の世代的特徴を読み解く   綿谷りさ、金原ひとみ、朝井リョウ、津村記久子、平野啓一郎、中村文則、川上未映子、村田沙耶香

     学習の友社 1650円(税込)

  
 
            和田逸夫「ウィングウィング」

     

     光陽出版社 1500円

  
 
            祥賀谷悠「良の季節」

     

     本の泉社 2000円

 
 
            松本喜久夫「風に立つ」

     

     本の泉社 1600円

 
            能島龍三「八月の遺書」

     あなたの戦争メモリアルデーはいつですか。 終戦の8月15日? それとも被爆の8月6日、9日? 9月18日、7月7日、12月8日はご存じですか。 日本があの戦争を始めた日です。
     この短編小説集は、その日からの戦争と戦後を「団塊世代」が子・孫たちへと問いかけたものです。

     本の泉社 1100円(税込)

 
            碓田のぼる「続・一九三〇年代「教労運動」とその歌人たち」

     戦争へとひた走る1930年代強権の非道、理不尽に命の炎群を燃やして立ち向かった若き教師たち。歌は心の叫び、愛のかたち、生きる誠実

     本の泉社 1600円

 
            真木和泉「小説 私の東京教育大学」

     

     本の泉社 1200円

 
           木曽ひかる「曠野の花」

     貧しさに苦しむ人とその支援者に通い合う  ーーこの国の貧困問題を問う8編の物語ーー

     新日本出版社 2310円

 
           泉 脩「歴史を学んで七十年」

       私家版

 
          野里征彦「わが心、高原にあり」

     種山ヶ原に星が降る ダダスコダー、ダダスコダーと星が降る こころの奥がひらいてゆく じわりじわりとひらいてゆく

     本の泉社 1400円

 
         大浦ふみ子「かたりべ」

     こんな体に誰がした。健康を返せ。青春を返せ。人生を返せ。わたし、言いたい・・・・・・


     光陽出版社 本体1000円
 
         橘あおい 「小夜啼鳥に捧ぐ」

     「あなたの笑顔がみたいから」深刻な看護婦不足を招いた80年代後半 ナイチンゲールを学び、成長する若い看護婦たちの姿を描く


     新日本出版社 定価2310円
 
         早乙女勝元 「杉原千畝とコペル神父 生命をみつめる」

     ナチスに抗い、いのちを救う行動に向き合う


     新日本出版社 本体1800円
 
          白武留康共著 「画文集 孫の所望」

     日常の一瞬をとらえて立ち止まる愉しさを軽妙な筆致で活写。九十葉の絵と文で案内するユーモアあふれる≪心の散歩道≫


     本の泉社 本体1200円
 
         工藤威 「木漏れ日―ちっちゃこい言の葉人生」

     秋田―樺太―札幌(丘珠)―下苫鵡(シモトマム)―南富良野―東京(高島平)と戦中・戦後の歴史の暗流を生き抜いてきた家族の精神の記憶と記録がここに捉えられている


     視点社 本体1200円
 
         祥賀谷悠 「続・南紀州」

     取材先のカンボジアで凶弾に倒れた恋人。悲しみ、怒り、遺志を胸に地方新聞の記者になった洋子。洋子は向かい風に立つ。


     本の泉社 本体2200円
 
         青木陽子 「捕虜収容所」

     神州不滅と原発の安全神話 — 「二度も国に裏切られた」   戦争と現代を繋ぐ短編集


     光陽出版社 本体1300円
 
         菱﨑博 「舞鶴湾の風」

     舞鶴軍港建設に貧窮脱出をかけた因幡の部落民。だが、そこには差別が残り、過酷な労働は命を奪う。日本の「近代」は、本当に「近代」なのか。水平社を模した八東社の旗が揺れる。

     本の泉社 本体2200円
 
        柴垣文子 「森の記憶」

     家族の崩壊を目の前に、限られた命と向き合いながら、”自由に生きる”ことを問いかけてきた夫婦の物語。

     新日本出版社 本体2300円
 
      進藤良次 『「変革」へのたたかいの詩』

     

     私家版
 
   大山兼司遺稿集 「一人はみんなの為に、みんなは一人の為に」

     民主主義文学会大館支部発行

     私家版
 
     荒川 昤子 「墓仕舞い」

     

     本の泉社 本体2600円
 
     竹之内 宏悠 「最後の砦 コミュニティユニオンの闘い」

     

     花伝社発行、共栄書房発売 本体1500円
 
         泉 脩 「文学とともに七十年」

     

     私家版
 
        後藤 守彦 「北の国から来た猫」

     

     私家版
 
       早乙女 勝元 「美しい橋」

     

     本の泉社 本体2200円
 
        早乙女 勝元 「ゲルニカ」

     

     新日本出版社 本体1800円
 
       最上 裕 「真夜中のコール」

     大企業 東邦電気で常駐請負のシステムエンジニアとして働いていた井村雅紀は、黒い携帯電話を渡される ――
     人間らしく働ける職場を求めて、懸命に生きる夫婦の物語

     光陽出版社 本体1000円
 
       草薙 秀一 「大阪環状線」

     1960年代前半の大阪 ――”こんな自分はいやだ”と、生きる価値を模索する青年を描く長編

     新日本出版社 本体2200円
 
      山形 暁子 「軍艦島へ」

     『女たちの曠野』から10年 最新短編集

     光陽出版社 本体1800円
 
           江崎 淳 「松田解子年譜」

     

     光陽出版社 本体2500円
 
           碓田 のぼる 「1930年代「教労運動」とその歌人たち」

     暗黒時代を懸命に生きた、教員歌人たち

     本の泉社 本体1500円
 
           稲沢 潤子 「わたしの鵞鳥・墳墓」

     人々の細やかな心の動きから描く、現代のリアル

     花伝社 本体1500円
 
           奈良 達雄 「踏み来し路の一つひとつを」

     戦中から戦後、そして現代に至る波乱に満ちた庶民の暮らし、教育、政治の現代史が著者の生きざまを通して鮮やかに浮かび上がる。

     清風舎 本体2000円
 
            田中 礼 「燈 火」

     歌集 ホイットマン、啄木の研究で知られる著者が若き日からルーズリーフに書き綴ったみずみずしい歌稿

     現代短歌社 本体2700円
 
            田川 裕一 「少年の夏」

     掌編小説集

     一粒書房
 
            大浦 ふみ子 「燠火」

     石綿被害、労災死亡事故、組合分裂・・・命を削って働いてきた造船現場。男たち、女たちの誇りをかけた闘いを明日へつなぐ。

     光陽出版社 本体1000円
 
           工藤 勢津子 「雨霽れよかし」

     わたしがここにいる意味はなんだろう。ほかのどこかの労働組合にも、組合員ではない書記はいるだろう。生き生きと働いているのではないだろうか。

     本の泉社 本体2728円
 
     田中 山五郎「天空の甕」

     

     本の泉社 本体1400円
 
          尾西 康充「 沖縄 記憶と告発の文学」

     記憶に穿たれた痛み

     大月書店 本体2600円
 
           小石 雅夫「 やさしい短歌の読詠」

     まずは、短歌のもつ魅力により多く触れることを優先して、作り方を考える

     光陽出版社 定価1500円(税別)
 
          成澤 栄壽「 歴史と文学」 歴史家が描く日本近代文化論

     日本近代と対峙した作家・芸術家たちの苦悩と格闘 交錯する「文学的意識」と「歴史意識」

     花伝社 本体4500円
 
         妹尾倫良「 詩集 デイサービスの日」

     週二回のデイサービスに通うことになった。リハビリを受けに通っている男女、いろんな人たちとの交流があった。

     頒価 1800円
 
         鏡 政子「 真っ直ぐに、保母」

     「子どもを保育園に預けるなんてかわいそう」「鍵っ子なの? かわいそうに」そんなことが普通にささやかれていた時代に、私は保母になりました。

     本の泉社 本体926円
 
        鶴岡征雄「 単線駅舎のある町で」

     父の出奔 母の苦衷 愛娘を棄てた私

     本の泉社 本体2778円
 
         加藤長「 令和の葬送」

     知っておきたい日本の葬儀とお墓の大変化

     同時代社 本体1300円
 
          たなかもとじ「 大地の歌ごえ」

     原発事故によって引き裂かれようとする家族の行方

     新日本出版社 本体2200円
 
         早乙女勝元「 徴用工の真実 強制連行から逃れて13年」

     日本の加害に向き合う  中国人徴用工はなぜ厳冬の北海道を逃げ出したのか『穴から穴へ13年 劉連仁と強制連行』

     新日本出版社 本体1800円
 
    泉 脩「短歌に込めた妻の心」

     

  私家版
 
        大窪輝子「看とり女の生きたあかし」

     

  中央公論事業出版 本体1500円
 
       多喜二・百合子研究会編「多喜二・百合子・プロレタリア文学」

     

  龍書房 本体1500円
 
       佐田暢子「冬の架け橋」

     ドラスティックに変わり続ける学校 変化は常に個別の形をとってあらわれる 彼らはそれに向き合いながら、自分なりの関わり方をさぐっていく
     あまたの「個」の営みが線になり、面になり、あすにとどく橋になる

   本の泉社 本体2130円
 
        能島龍三「遠き旅路」

     侵略、捕虜虐殺、アヘン売買・・・・・・ 日本軍は中国で何をしたのか   戦争の実相を描く渾身の長編

  新日本出版社 本体2300円
 
       原 信雄「クオピオの雨」



  光陽出版社 本体1500円
 
        早乙女勝元「プラハの子ども像」

     ― ナチス占領下の悲劇 ―  忘れない! 虐殺の事実、平和への想い

  新日本出版社 本体1800円
 
       牛久保建男「時代を生きる作家と文学」

     ― 牛久保建男文芸評論集 ―

  光陽出版社 本体1800円
 
       成澤榮壽「小泉八雲のヒューマニズム精神とその変容」

     ― 部落問題記述を中心に ―

  公益社団法人部落問題研究所 本体700円
 
        にしうら妙子「四季を重ねて」


  私家版 頒価1300円(税込)
 
       鴨下昭「句集 田舎教師」


   非売品
 
       仲元輝夫「かけはし」 ベトナムに保育園を

  著者が半生のなかで感じてきた思いには、戦争への憤り、亡き父親の不遇の死、そして身に沁みた困窮の日々への納得しかねる怒りが読み取れる。

  静人舎 本体1500円
 
      風見梢太郎「崖の上の家」

  「最後のビラ配り」、「星明かりの庭」、「袋小路の宿」、「山、再び」、「予感」

  へいわの灯火舎 本体1200円
 
      小田鴿介「若者たちへ伝えたいお話」

  不安を勇気に変える1冊 10年先のことを考えられますか? どうしたら人生を豊かにできるのか、本書に登場する先生や父、母が疑問に答え、明日を生きるヒントが満載

  東銀座出版社 本体926円
 
     工藤一紘「露月と子規」

  「秋田の片田舎に怪しき物あり。露月といふ」子規の眼差し、魂の響き合い 俳人にして医師、その献身の日々を描く

  秋田魁新報社 本体800円
 
      山田千里「春の風にのって」

  
  一粒書房 本体600円
 
      碓田のぼる「火を継ぐもの」

  歌はこれ、生くるたたかい   時代の逆流に抗し、言葉の力を信じ、一途に歌い、鮮烈な生涯を生きた歌人たち

  光陽出版社 本体1600円
 
      高林正夫「音でみる心も色も」

  見えないことはハンディだが、おそらく決定的ではない。音で表す色があれば心の波動は言葉が伝える。文学が抒情でなくなる

  本の泉社 本体2300円
 
      北嶋節子「エンドレス」

  終りのない記憶。記憶は生き方を変え、生涯に影を落とす。

  コールサック社 本体900円
 
     早乙女勝元「その声を力に」

  平和への熱い思い、声なき声を伝えて

  新日本出版社 本体1600円
 
     泉 脩「天国からのメッセージ」

  二年前に亡くなった妻の日記をもとにした文章です。

  
 
     柴垣文子「風立つときに」

  福島から自主避難してきた姉妹とその母―― 語ることのできない悲しみと傷痕に、どう寄り添うのかを問いかける感動の長編

  新日本出版社 本体2300円
 
     碓田のぼる「団結すれば勝つ、と啄木はいう──石川啄木の生涯と思想」

  影書房 本体2200円
 
    キム・ビョラ「常磐の木 金子文子と朴烈の愛」

  同時代社 本体2000円

 
    小林信次「願い」

  たんぽぽ出版 本体800円

 
   早乙女勝元「赤ちゃんと母の火の夜」

  新日本出版社 本体1,400円

これは、本当にあったことです・・・・
東京大空襲直前に生まれた赤ちゃんとお母さんを守り切った医師と看護師さんたち。でもその時12人の兄姉は……。忘れてはいけない大空襲秘話

 
   石川皓勇「水流轟き谺す」

  新潮社図書編集室 本体1,300円

儚き人の世。今も昔も、似たような。
一読して勇気が湧き、未来のブイジョンが浮かぶ。二十四の短編集

 
    原健一「草の根の通信使<下>」

  本の泉社 本体2,000円

橋を架ければ誰かが渡る
帝国時代の記録をたどり、交流を重ねる現代の「通信使」たち。歴史を動かす力とは何なのか 著者渾身の力作長編

 
   大浦ふみ子「噴火のあとさき」

  光陽出版社 本体1,000円

1991年6月3日、雲仙普賢岳の大火砕流で、消防団員12名が被災した。
東日本大震災でも消防団員の命が・・・。火山国に暮らすということは・・・。生き残った団員の視点で当時を振り返り、火山との共生を探る。

 
  早乙女勝元「アンネ・フランク」

  新日本出版社 本体1,800円

今、見つめたい歴史、いのちの尊さ
約150万人が無念の無念の死をとげたアウシュビッツとナチスの狂気を伝える「アンネ・フランク 隠れ家を守った人たち」、「アウシュビッツと私」。日本の今につながる作者渾身の2作品

 
 松本喜久夫「つなぎあう日々」

  新日本出版社 本体2,300円

民間校長に揺れる職員室と子どもたち―維新政治が吹き荒れる大阪の教育現場で、子ども、父母、教職員と心をつなぎ、成長する青年教師を描く。『民主文学』に連載された作品。

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 須藤みゆき 「月の舞台」

  光陽出版社 本体1,204円

10年ぶりに再会した叔母。迷いながら、薬害訴訟支援にともに取り組む仲間たち。母の死から10年。私の中で止まっていた時間が動き始める――民主文学期待の若手作家、初の長編小説。

 
原健一 「草の根の通信使」

 本の泉社 本体2,000円

なぜ「近くて遠い国」になってしまったのか。韓国で日本語を教えながら、日本と朝鮮(韓国)との古く、長い交流史に思いを馳せる。私たちは現代の通信使になれるだろうか…。

 

 田島一 「争議生活者」

 新日本出版社  本体1,900円

リーマンショックを契機に、三ツ星自動車から中途解雇された派遣社員の五味洋介は、労働組合に入り、12人の仲間とともに裁判を起こした。それから8年、審理再開を目前に乳がんで妻が倒れたとの知らせをうける、さらに高裁での不当判決……。それでもなぜ闘いをやめないのか、現代の「争議生活者」の苦悩と希望を描く力作

 

 鴨下昭 「戦後俳句の民主的運動の展開」

 私家版
 

 白武留康 「花と人生」

 身近な草木の花などに着目し和紙に描いた絵と、随筆が中心。戦後にかけて県内を渡り歩いた白石町出身の門付け「カックンちゃん」をモチーフにした小説も収録。
 私家版   本体1,389円
 

 芝憲子 「詩集 沖縄という源で」

 あすら舎  本体1,300円
 

 片岡弘 「乳房」

 私家版
 

 竹之内宏悠 「ブラック化する職場」

 人びとが働く職場は今どうなりつつあるか? 救済を求める人びと、救済に奔走する合同労組の活動家たち、吹きすさぶ労働現場と個人加盟の労働組合で日夜奮闘する活動家たちの日常を描く──。
 花伝社   本体1,500円
 

 神林規子 「竜門の手まり唄」

 「難しい先生はごめんですちゃ」教職を目指す百瀬杏子は、学生運動を理由に隠微な就職差別に直面する…150年前の百姓一揆を伝えるわらべ歌に、60年安保の青春を重ねた表題作。妻の介護が必要になった時、夫婦の愛情はどうなるのか…高齢化社会に誰もが直面する課題を描いた「祭りの夜」。
 民主文学会発行、光陽出版社発売   本体1,296円
 

 宮崎信敏「とりあえずのピリオド」

 N・M出版 頒価1,200円
 

 凌鼎年(著)、訳者代表:渡邊晴夫(編集)「凌鼎年ショートショート選」

 凌鼎年自選ショートショート集『もう一度若くなって』の中から13篇を訳出。
  DTP出版  本体2,000円

 川上重人 「名作が踊る『資本論』の世界」

 カール・マルクスの著した体系的な経済学の科学的著作「資本論」には、シェイクスピア、ダンテ、ハイネ、シラーといった世界文学中の台詞や登場人物が登場する。マルクスはなぜこれらの作品を用いたのか、その意味を探る。
 本の泉社  本体1,700円
  

 野里征彦 「ガジュマルの樹の下で」

 風化させてはならない。16歳の陸軍少年兵はだれのために戦ったのか。何のために戦ったのか。沖縄戦を問い、今を見つめる長編小説。
 本の泉社  本体1,800円
 

 田島 一 「巨象IBMに挑む」

〝ITの巨象〟と言われる日本IBMが、労働者に解雇を通告して会社から閉め出す「ロックアウト解雇」を強行。「業績不良」を口実にしたが、真の狙いは会社の都合による人員削減であり、リストラに反対する労働組合つぶしだった。
 新日本出版社  本体1,400円
 

 木村陽治 「くじらが陸にあがった日」

「野党共闘」の先駆である70年代の革新自治体。三多摩出身の初の共産党都議会議員は、社会党や無党派とどう協力し、東京都民の暮らしを向上させるため奮闘したのか。朝倉篤郎氏の活躍を描く。
 かもがわ出版 本体1,500円
 

 宮崎信敏 「今おもしろう中南米の旅」

 N・M出版 頒価1,200円

 村城正 「海鳴りの詩(うた)」

「戦争で大切な家族や友人を失った人たちの悲しみや心の傷は、何年たっても癒されることがない」。たった3年9ヶ月の間で人々に負わせた癒えない傷。動乱の時代を生きた一人の女と三人の男、それぞれの生き様から考える日本の未来とは――。
 文芸社 本体1,600円
 

 碓田のぼる 「『冬の時代』の光芒」

 病軀に鞭打ち、表現の道を一途につき進んだ社会主義歌人・田島梅子。今を生きるものに強く語りかけてやまない彼女の22年の生涯とその光芒を辿った、著者渾身の評論的エッセイ。
 光陽出版社 本体1,500円
 

宮﨑信敏 「80歳青春の思い出の旅」

 N・M出版 頒価1,200円
 

にしうら妙子 「淡雪の解ける頃」

 大学で学生教育ゼミに打ち込みつつ、首都圏に就職した恋人と、ゼミの後輩との間で揺れる日々を描いた表題作。青春の切ない別れとともに、北海道十勝大樹町の人々の暮らしを描いてきた著者自選の短編集。
 民主文学会発行、光陽出版社発売 本体926円
 

高橋トシ 「ありがとう百年」

 飛鳥出版室  本体1,389円

井上文夫 「青空」

 N航空の契約制客室乗務員・能見葉月は、上司からパワハラを受けて悩んでいたが、キャビンユニオンのアドバイスでやめさせることができた。ところが会社が経営破綻すると、「自己都合」での退職を迫られる。不当な雇い止めを許さないために勇気をふるい裁判を起こし、組合とともにたたかい成長する女性労働者を描く長編。
 新日本出版社  本体2,000円 
  

 岸本竜二 「東京脱出」

 『東京脱出』という私小説風な連載小説を、日本民主主義文学同盟秋田の支部誌『北の灯』に書き始めたのが1972年11月の第3号からでした…。
 ブイツーソリューション  本体1,389円
  

 泉脩 「妻が逝く」

  私家版
  

 最上裕 「さくらの雲」

 大企業で働くシステムエンジニアのさくらはチームのリーダーとして能力を発揮し、信頼も厚く実績を上げていった。 ひとりの女性として恋愛し結婚。長女を出産し二年間の育児休暇をとり職場復帰した。ところがさくらを待ち受けていたのは…。現代の働く女性の生き方を問う長編。
 民主文学会発行、光陽出版社発売  本体926円
  

 新船海三郎 「戦争は殺すことから始まった 日本文学と加害の諸相」

 世情がきな臭く動くなか、もう一度、あの戦争が何だったのかを考えたい。日本軍が何をしたか、文学はどうえがいてきたか。
 本の泉社  本体1,800円

北嶋節子 「茜色の街角」

 いじめ、友情、恋愛、家族関係。少年少女の心の闇と成長の物語が、野宿者(ホームレス)支援問題にリンク。生きることのせつなさ、現代社会の深淵でつながるものに希望のありかを探る。
 コールサック社  本体1,500円
  

碓田のぼる 「歌集 歴史」

 かくばかり透明に冬は澄みながらかけがえもなき妻は死にたり 「桜花断章」に次ぐ第14歌集。2012年4月以降、2016年3月まで、あしかけ5年間の作品の中から、395首を選んで収める。
 光陽出版社  本体2,000円
  

大浦ふみ子 「サクラ花の下」

 70年ぶりに再会した幼なじみのふたりは、かつての学徒動員先や空襲に遭った市街を巡る。いま、故郷が語りかけてくるものとは…。軍港都市佐世保に生まれ育った著者ならではの、故郷への思い溢れる2つの小説を収録。
 光陽出版社 本体1,000円
   

木村玲子(泉恵子) 「イトムカからのメッセージ」

 私家版
  

方韋子(岡田宜紀) 「路逢の詩人へ」

 残酷な世に在っても、まっすぐな眼差し、 優しいこころであることを決意したひと 詩人方韋子の言葉の花束 (尾崎まこと) 袋綴じ! どうか切って お召しあがり ください。
 竹林館  本体1,000円 

松村隆・本多弘志他共著 「働き、演じ、闘った 短編戯曲集」

 国鉄劇作グループ  定価500円
 

宮﨑信敏 「80歳青春思い出の旅」

 N・M出版  頒価1,200円 
 

吉屋行夫 「風わたる湖」

 海野玄太郎60歳。ふるさと近江で亡妻生き写しの久保田千古18歳と出会う。
 本の泉社  本体1,800円
 

高沢英子 「審判の森 ―ダンテ『饗宴』執筆への日々」

 14世紀初頭、政争に巻き込まれたフィレンツェを逃れ、聖フランチェスコの教えを守る、アッシジの「小さき花の兄弟会」に身を寄せた謎の男。彼こそダンテ・アリギエーリエであった―。
 未知谷  本体2,800円
 

平瀬誠一 「人、立ち枯れず」

 ものわかりのいい母とやさしい妻、のはずだったのに。 新築した二世帯住宅での老いた両親との生活は、思いもかけないトラブルの連続だった……。
 民主文学会発行、光陽出版社発売 本体1,111円
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神戸直江 「回想 二人で生きた53年」

 戦後の波乱万丈の時代を53年ともに生きた夫婦のエッセイ。真の幸福とは何かを考えさせる。
 文藝出版  本体1,429円 
 

森田智松 「もりたともまつ作品集」 

 ソウルでの父の死、敗戦、引き揚げ。5人の子どもをかかえた母の苦労は、郷里広島へ帰った後も続いた。30余年を経て、生まれた異国を訪ねた知次の目に映ったものは・・・・・・。ある引揚者の生涯をたどる短編連作集。
 民主文学会発行、光陽出版社発売 本体1,389円
 

早乙女勝元 「螢の唄」

 戦後45年目の夏。高校2年生のゆかりの伯母は空襲で焦げた電柱の前で、見失った我が子を待ち続けていた。昭和20年3月10日、あの炎の夜に何があったのか。東京大空襲の語り部が戦禍の記憶を今に伝える長篇小説。『戦争と青春』改題。
 新潮社 本体550円
 

宗広有蔵 「生き残る」

 何のために戦争が始まったのか、なぜ負けてしまったのか。どうして神風は吹かなかったのか。戦争さえなければ、仲間は死なずにすんだのに……。第二次世界大戦の意味を、自らの体験を交え、戦争を知らない世代へありまま、事実を綴った一冊。
 東銀座出版社 本体1400円
 

加藤多一 「兄は沖縄で死んだ」

 兄はどこでどのように戦死させられたのか。どうしてそんなことになったのか。それを知りたかった童話作家の弟は、沖縄戦を見つめ、いまの沖縄の現実を知り、ひいては戦争と平和、日本の国のかたちを考える一つの〈窓〉になればと、強い思いで綴ったエッセイ。
 高文研   本体1600円
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林 太郎 「馬鈴薯の花と」

 大阪の実在する女性・マーちゃんの生き方を取り上げ、現在ある社会問題を個人レベルでどのように考えればよいかを示す。
 東銀座出版社  本体1389円
 

宮崎信敏 「80歳の青春」

 N・M出版 頒価1,200円
  

坂井実三 「枇杷の花の咲くころに」

  長崎港外に浮かぶ炭鉱と造船所の島。父は民主町政の町会議員だった。勉強机も借金のかたにとられ、高校進学もあやうい少年(「暗がりの眼」)、部下の首切りに悩む管理職(「理由」)、かつて反発した父と党に今は…(表題作)
 民主文学会発行、光陽出版社発売 本体1,389円
  

梅津弘子 「山ガール」

 詩人会議出版  頒価1,500円
  

川田忠明 「社会を変える23章 そして自分も変わる」

 社会は変わるのか。より良い未来はあるのか。そのために行動する意味は何か。主権者として社会を変えるために大切にしたいリテラシーを、対論形式でコンパクトかつ平易に説き明かす。
 新日本出版社 本体1,100円
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栗木英章 「栗木英章戯曲集1」

 名古屋芸術文化社
 

碓田のぼる 「書簡つれづれ」

 なにげなく交わされた書簡のなかに回想される歌人たちの肖像。著者と歌人たちが織りなす一期一会の生きる姿。
 光陽出版社 本体1,500円
 

碓田のぼる 「渡辺順三の評論活動」

Ⅰ(助走からプロレタリア短歌運動へ 啄木の正系を継ぐあざやかな朱線 『定本 近代短歌史』への道のり) Ⅱ(初心の旗と展望?『人民短歌』以前と以降をからませて)
 光陽出版社 本体 1,500円
 

早乙女勝元 「あこよ つまよ はらからよ」

 戦争がもたらすこの圧倒的な残酷・悲惨な現実を直視しよう。21人が辿ったこの現実を知ればなお戦争への道をひた走る動きは決して看過することはできない。
 青風舎  本体 2,000円
 

大浦ふみ子 「埋もれた足跡」

 「僕はまだやり残したことがある…」。友人の遺したことばに誘われて、大学紛争のあの時代、ほんろうされた医学生の日日に還る…。そこに見い出したもの、見ようとしなかったものとは…。
 光陽出版社 本体1,000円
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山本いちろう 「青春の日に」

 私家版   本体1,389円
 

泉脩・泉忍 「姉さん女房・ナース奮闘記」

 私家版 送料込み1,000円
 

新船海三郎 「藤沢周平が描いた幕末維新」

 巨大都市江戸が生んだ一茶の貧乏句。領地替えの幕命をひっくり返した庄内の百姓。武家だけであがめられる時代が去りつつある……。平四郎がつぶやいてまもなく、時代は転換した。歴史は存外、動くものであるらしい。
 本の泉社  本体1,800円
 

原健一 「草の根の通信使実録篇」

 桜子出版  本体1,389円
 

風見梢太郎 「再びの明」

 福島第一原発事故を契機に、かつての学生運動仲間と専門的知識を共有しながら原発ゼロの運動をすすめる主人公と、その心意気に共感して日本共産党に接近してくる職場の若者たちを描く長編。
 新日本出版社  本体2,200円
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最上 裕 「陸橋の向こう」

 25万人リストラの嵐が吹き荒れ、いつ終わるとも知れぬ電機の職場。陸橋の向こうには、工場と仲間たちが…。苦悩する労働者に寄り添い続ける短編集。
 民主文学会発行、光陽出版社発売  本体1,389円
 

源河朝良 「畑人の戦みち」

 戦争と米軍基地の重圧に翻弄されながらも、一途に平和の道を歩んできた1人の沖縄人の生活を描いたドキュメンタリー小説。
 あけぼの出版 本体1,800円
   

瀬戸井誠 「旅と万葉集とたたかいのうた」

 ケイ・アイ・メディア 本体1,000円
 

野里征彦 「渚でスローワルツを」

 あの日を忘れない。震災小説集。4年の日々があなたに語りかける、いのちの切なさ、美しさ。
 本の泉社  本体1,600円
 

奈良達雄 「生きること詠うこと」

 日本国憲法が制定以来の危機を迎えているいま、人間讃歌と反戦平和を謳いあげた歌人・文人らの短歌と詩から、わたしたち自らの生き方をあらためて問い直す。
 青風舎   本体2,200円
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なかむらみのる 「信濃川」

 60年安保闘争の、空前の盛り上がりの時代に歩み出した若者たちは、悩み、影響し合い、協力し合い、つまずきながら成長していく。そして、75歳となったいま、大震災と福島第一原発事故に直面し、原発ゼロの運動へと確信の一歩を踏みだす。
 光陽出版社  本体1,600円
 

長船繁 「われらの歳時記」

 「じん肺が心配」から45年、アスベストとの複合被害にそよぐ命のドキュメント。人びとをつなぎ「世界の三菱」を相手に闘い続けてきた、三菱長崎造船じん肺患者会。連帯の輪はいま、海を越えて広がる。
 ウインかもがわ  本体1,700円
  

鶴岡征雄 「鷲手の指」―評伝 冬敏之 作家 冬敏之という生き方

 ハンセン病療養所に26年。絶望を乗り越え、バラエティーに富む希望の人生を切り拓きたたかう作家の生涯。
 本の泉社  本体2,000円
  

阿部誠也 「青春の津軽海峡」

 青森県今別町を舞台に、郷土芸能である荒馬を題材にした若者の恋愛と葛藤を描く。
 今別町役場  本体926円
  

松本喜久夫「明日への坂道」

 『民主文学』に連載した「明日への坂道」と、その前段とも言える「新任教師」「オーストリア王の帽子」を集めて一冊とした松本喜久夫の著作集。
 民主文学会発行・光陽出版社発売 本体1,389円
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早乙女勝元 「もしも君に会わなかったら」

 彼女の葬儀を終えたら、私は一人になった。いや、ぽつんと、ひとりぼっちになったといったほうがいいかもしれない?。最愛の妻の死による心の空白をうめるように、通り過ぎた40年の歳月を振り返る。
 新日本出版社  本体1,400円
 

原 史江 遺稿集「あの八月の北の空」

 私家版 頒価1,500円
 

稲沢潤子・三浦協子 「大間・新原発を止めろ」

下北半島の大間で使用済核燃料を再利用するMOX燃料専用の原子炉が動き出す。建設に至る過程と現地や函館の差し止め運動を伝える。
 大月書店  本体1,800円
  

風見梢太郎 「風見梢太郎 原発小説集」

世界が注目する福島第一原発事故を、国民、原発労働者、良心的科学者など様々な視点から描いた作品集。
 民主文学会発行・光陽出版社発売 本体1,389円
  

田島 一 「続・時の行路」

――俺たちが叫び続けたのは無駄でなかったと、笑える日が来るまでたたかい続けるぞ。いすゞ自動車の争議をモデルに、非正規雇用労働者の闘いと愛を描く。
 新日本出版社 本体2,000円
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旭爪あかね 「歩き直してきた道」

 「生きてるかぎり悩みは続くけど、でも、ひとりじゃないよね」『稲の旋律』の作者が、いま語りかける。
 新日本出版社  本体1,600円
 
 

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