2024年12月号 作品紹介

     
 


「確かにここにいた僕は」 真名波田キリ
 離婚して一人で僕を育ててくれた母は、僕が中学生の時に、膠原病と診断された。

「灯台と呼ばれた町」 山下優子
 二〇〇一年、町長が公約を翻して、「長崎市への合併はやむをえない」と態度を豹変させて大騒ぎになった。

「わたしはだれ? 〜ツイッター事件簿〜」 森本けいこ
 1000人のSNSのフォロワーを持つ琴を、海外の著名な俳優がフォローしてきた。

「駆け出しの頃」 清水潤
 学生自治会の副委員長や北教ゼミの実行委員もやった安田には卒業式を終えても採用通知が来なかった。

「小鳥よ まっしぐらに飛んでいけ」 天野健
 定期健診で肺に影があると医者に告げられた私は、不安におびえながら新たな生き方を探し求める。

       

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