2024年5号 作品紹介

     
 


「不知不識」 仙洞田一彦
 スーパーをでたところで同じ団地のボヤ氏に会った。何を言ってもボヤキに聞こえるからつけた渾名だ。

「三分の一の権利」 黒田健司
 外国人労働者ユニオンの書記長をしている響子は、スリランカ人の労働災害の相談を受けていた。

「こころの眼」 和合響子
 転勤先の障碍児施設で、私は視覚障碍児二人、聴覚障碍児六人を担当することになった。

「道 行」 木曽ひかる
 下請けで自動車の部品を造っていた守とさと子の夫婦は、借金の返済のためにヤミ金から五十万円を借りた。

 
       

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