「歌声にのせて」 秋元いずみ
中学二年生の琴葉は、コロナ禍でマスクと体操服姿で登校していた。ひっこみじあんの琴葉は転校してきた光となかよくなるが……。
「指定席の景色」 秋吉知弘
優太は、同世代から置き去りにされるような不安と社会に対する怒りを抱いてうつうつとした日々をおくっていた。
「残された写真」 星加邦雄
鉾田の中山歯科医院の応接間は、特攻兵が集う場所だった。彼らが帰ったあとに写真が置かれていることに気づいた。
「ナージャの手紙」 原 健一
原発事故の影響をうけたベラルーシの村を描いた映画「ナージャの村」。これをきっかけとしてナージャとの交流が始まった。
「わきまえない女(中)」 三富建一郎
北ドイツの日本語補習校に勤める米山浩二。理事会での宮原芳江校長の言動をめぐって騒動がおき 、浩二は困惑する。
「隣家の人々」 倉園沙樹子
迫田聡一郎は毒舌で知られる政治学者で東京オリンピックの推進論者。隣家に越してきた家族によって日常にさざ波が……。
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