| 
        
      「花のない風景」 横田昌則 
       障害者の就労支援センターの高見玲子は、パワハラを受けていると告発した斎藤陽介を連れて労働局を訪ねた。 
       
      「樹 樹」 斎藤克己 
       病弱な妻と結婚した私は丹波の小さな城下町に職を得た。シャム猫を買い樹樹と名付けたが……。 
       
      「坂」 佐田暢子 
       私は、東京での生活を引き払い夫婦で大牟田の実家に暮らしている。横須賀にいる母の弟から突然電話があった。 
       
      「分断の系譜」 能島龍三 
       中国での残虐な行為をあからさまに語った父親。死後、父親の戦争記録をネットでみつけ、長年の疑問が解けた。 
       
      「空 気」 仙洞田一彦 
       コロナ禍の中で世間の同調圧力を感じるようになってきた。川東亮はまだ職場にいるときのことを思い出した。 
       
      「手 紙」 柴垣文子 
       寿美は九州の田舎町で一人暮らし。亡き夫の友人に助けられている。あるときコロナ患者が出という家で……。 
       
       
       |