2020年9月号 作品紹介

     
 


「国境の街で」 風見梢太郎
 日本の企業からカナダの大学に留学している「私」は、一人の日本人に会い懇意になった。

「オンライン」 青木資二
 小学生二人を一人で育てている良枝は、「外出自粛」のなかで経済的にも困惑状態にあった。

「夕空」 沢木亮
 心療内科に通っている娘の久美。鎖で縛られたような久美の心を「私」はみつめている。

「あの日から」 松尾喜生
 足に障害をもつ「私」にとって西前和元は恩人であるとともに、忘れられない人であった。

「もも色の山茶花の下で」 中島光子
 施設に入院している神崎は職員からの評判がよくない。しかし介護士の直子はそうは思わなかった。

「ファミリー」 島田たろう
 散歩に出た保は児童公園の滑り台の陰で泣いている幼女に出会ったが……。

「FLOWER」 川本 幹子
 ピザ宅配のチェーン店で働くサクラは閉店の作業時、突然見知らぬ男に……。

 
       

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