「光射す海域へ」空猫時也 心を病み始めていたわたしは、暗い深海の底を這いずる魚に成り果てていた。 「マア君とクマ」秋元いずみ 授業中に立ち歩くマア君。優太は遊ぼうと言われてもつれない態度をとってしまう…。 「声と鼓動」渡部唯生 国会前の抗議行動に加わる球は、ドラムを叩きながら歴史の流れに思いをはせていた。 「マイホーム」野川環 泥のように眠っていた彰は、しつこいインターホンの音に目を覚ましたが…。