2019年12月号 作品紹介

     
 


「歴史の吐息」渡部唯生
 時代への閉塞感を感じる敦史は、あるとき高齢の姉弟と出会い、その体験に耳を傾けることになった。

「夕焼けの学校」田中雄二
 杉下健児は岩手県の英語教員となった。しかし現実の授業がなかなかうまくいかず悩んでいた。

「冬芽」馬場ひさ子
 学校に行かず家にいるタケルを、祖母の「私」はフリースクールの中学校に連れて行くが……。

「鉄砲百合」松浦佐代
 実家でミカン栽培をしている兄から電話があった。闘病していた母が入院したという。

 
       

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