■ 2019年9月号 作品紹介 ■ |
「蛍火」野里征彦 戦争末期、ネグロス島に二人の脱走兵が隠れていた。二人は最後にある決意をするが…… 「いのち」里村徹 母の生活保護受給を理由にいじめられる男児。その子が帰宅しないと連絡があった。 「SOS研究会」川澄円 「助けて!」と救いを求める仲間のために、池沢朝陽は自分たちで会を立ちあげた。 「座敷わらし」金丸一男 引きこもりの長男が脳幹出血で緊急入院した。転院するその日は雪まじりの空模様だった。 「木曽川のほとりで」福嶋活水 共産党の専従職員・野田昇平は、郷里である木曽川沿いの町の町議選に立候補することになった。 「緩和ケア病棟」山地八重子 山本明美は緩和ケア病棟のボランティア。患者の最後に寄り添う中で……。 「放課後に」宍戸ひろゆき ウサギのお産、下級生が上級生にけがさせた……。奔走する教師の目がとらえたものは。 |
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