2019年7月号 作品紹介

     
 


「絹子の行方」倉園沙樹子
 絹子はお気に入りのベッドに腰をかけ、ケアマネージャーの柳瀬さんを待っていた。

「山宣の湯飲み」成沢方記
 黒い山門をくぐり参道から離れ、右手の緩い坂を少し登ると、めざす記念碑があった。

「オルモックの石」最上裕
 両親の介護のためニケ月毎の帰省をすると、フィリピンで戦死した伯父の法事の話が持ち上がった。

 
       

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