2019年4月号 作品紹介

     
 


「こん畜生」 大浦ふみ子
  啓之はこのところ眠れない……組合の分裂下ともに歌いたたかってきた親友の一成をなくしたからか……

「キャットウォーク」 猪狩丈士
  日本がエコノミックアニマルと呼ばれた時代、健一が勤めるT社もアメリカにテレビ組立工場を設立した。

「たてがみ」 石川節子
  北海道最北の散布にも五月になると若草が萌え始め、我が家の愛馬も放牧することになった。

「父さん、しっかりね」 沢木亮
  孫娘と遊んでい富久朗さんは、孫の母、娘梨香の幼い姿を思い浮かべた。

「雑木林を抜けて」 風見梢太郎
  独身寮の玄関で出会った左近が私の部屋に来たいと言う。左近は共産党員であるようだ。
      

 
       

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