2018年8月号 作品紹介

     

「柿」今後 千寿子
 介護施設に入所している兄に会うため、私は数時間かけて四国の小駅に降り立った。

「スタンダード」青木 資二
 息子の妻に頼まれ、孫の授業参観に出かけた浩一が眼にしたものは……

「今夜は鍋にしましょうよ」椿山 滋
 一日に何回も今何をしようとしているのかわからなくなる。将来への不安が美千代を苛む。

「二年目の春」増田 竹雄
 進は釧路発22時7分発の貨物列車に乗務した。帯広駅を出たところで列車が急停車した。

 
       

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