「小さき樹の言の葉」櫂 悦子 原発事故から半年後、郡山市の農家に嫁いでいた娘は孫の華を連れ、温子の住む湾岸の街に 「自主」非難した。
「赤い折鶴」里村 徹 まだ自分は沖縄の米軍基地と自衛隊岐阜基地との関連性についてすら良く知っていなかった。
「母恋地蔵」椿山 滋 JR駅舎北側の<恋待ち商店街>の各店舗には、桜色にぬられた発砲スチロール製の縁結び 地蔵がおかれていた。
「JK」木曽 ひかる 児童養護施設で暮らす高校一年の美咲は男性と散歩するJKビジネスのバイトを始めた。