■ 2017年5月号 作品紹介 ■ |
![]() 余命二ヵ月しかないと知らされ、洋介は八戸に帰り、夏美に付き添って暮らそうと決意する。 ![]() みぞれ降る寒い日の放課後、教室で自習していた緋沙子は、担任の呼ぶ声に顔をあげた。 ![]() 窓の外は灯り一つなく、黒一色の世界だった。上地恒平は目を凝らし、そいつを待つ。 ![]() 昨日の激しい風雨で校庭の桜はほとんど散ってしまったが、校務員の杉原徹はなお降り続く雨に困惑した。 ![]() シュプレヒコールに気づいた拓が窓から覗くと、炎天下の歩道を辿る若者たちが見えた。 ![]() 雪粒の舞い散る湯治場の駅で叔母と別れ、それぞれ別方向の電車に乗る。真冬の日差しはまだ高かった。 |
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