■ 2016年12月号 作品紹介 ■ |
「寂しくても 悲しくても ネギ刻む」馬場雅史 卒業生を送り出したばかりの山本に、教頭は新三年七組の担任を頼みたいと切り出した。 「初冬の風に」菊池明 父は陸軍上等兵として中国戦線に派兵されていたが、敗戦からおよそ三年後に復員してきた。 「郷に入りても…」紀田祥 中学生になった悠遊は決まって課題をもち祖父母の家に寄る。今日はシリアの難民問題についてだ。 「サクラサクサク」野川環 戦死した自衛官の兄を持つ僕。ある日、出会い系サイトのバイトで、似た境遇の客を見つける。 「ジグソーパズル」浅川詠子 配達員は、何やら大きな段ボール箱を差し出し、認め印をお願いしますと言った。 |
||