2016年10月号 作品紹介


     
 
 「ゆうたのこと」瀬峰静弥
  ゆうたは日も暮れきった夜遅い列車に、ペンキにまみれた服を着、働き疲れて乗ってくる。

 「『ちょぼくれ』と出合って」原健一
  日本植民地下の朝鮮に滞在したことによって永田廣志は、唯物論哲学者としての前途が開かれたのではないか、と私は考えた。

 「ある謝罪」稲沢潤子
  辺野古新基地阻止の集会は、グラウンドを人が埋め尽くした。その後……。

 「月と人形」野里征彦
  海の夜明けは早い。善蔵はもう五年も海の底に広がる岩棚を箱メガネで覗き見続けている
                
 
       

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