2015年2月号 作品紹介


     
 
  「最後のビラ配り」風見梢太郎
    六十五歳になった私は、組合大会選挙に最後の立候補をする。

  「夏の終わりに」井上通泰
    旧盆の午後、墓の改修と墓守の話し合いのために兄妹が実家に集まった。

  「小さい空から」越広子
    レッド・パージの嵐が吹き荒れる中、兄は明子に共産党を止めろと言った……

  「湯豆腐二丁」高橋英男
    その日、中学生だった私は、母の伯父が入院している精神病院に向かった。
        
 
       

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