2014年9月号 作品紹介


     
 
 「チェルノブイリ・ヒロシマ」  室崎和佳子
  放射能に見舞われたベラルーシの村で私たちはセシウム排出促進剤を配って歩いた。

 「倉庫番」 石井斉
  僕は障害者の職場適応訓練制度で、青田と倉庫の整理や搬出、搬入の仕事をしていた。

 「掲示板」 里村徹
  正月に家に帰った二男が、突然、共産党の掲示板をはずせないかと告げてきた。

 「ポニー教室」 東喜啓
  乗馬技術を習得すれば、契約職員から正職員になれると言われたが……

 「ポスター」 加藤節子
  民商の婦人部副部長の光子は、東日本大震災の支援活動でも働きぶりが目立った。

 「四十年後の通夜」 仙洞田一彦
  部屋を片付けていたとき、二十数年前に父の通夜のことを書いた小説が目に入った
  
 
       

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