2013年3月号 創作小説紹介


     
 
 「少年」 たなかもとじ
  津波で行方不明だった息子の遺骨を受け取った日、教え子の少年から最期の様子を聞く。

 「スタートライン」 橘あおい
  看護学校の存続が議論されている中、祐子は学生のまりえが気にかかっていた。

 「種火」 芝田敏之
  学生運動に参加して七年かかって夜学を卒業した幸平が、教員採用試験に臨むが……

 「閉室」 工藤威
  清掃の仕事をしている柾子は、トイレに男女の艶めかしい落書きを見つける。その底には……
     
 
       

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