民主文学館  日本民主主義文学会の精選・自費出版シリーズ
編集・発行=日本民主主義文学会  発売=光陽出版社 

 これまでの《自選叢書》から《民主文学館》とシリーズ名を改め、装丁も一新いたしました。
 新企画として巻末に「解説」をつけ、著者紹介、作品評価などについて積極的な論述を試みます。廉価な制作費でご要望に応えます。
 『民主文学』などに発表した小説・評論を単行本にしたいという方、ぜひご相談ください。

日本民主主義文学会 出版部

ご案内リーフレット
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《自選叢書》は、こちらでご紹介しています。 
 
大浦 ふみ子
   ◇ この佐賀平野の空には、何といっても、ゆったりと舞う色とりどりの
     アドバルーンが似合う。
     この秋の「インターナショナルバルーンフェスタ」にも80万人
     余りが集い、平和を願って揚がるバルーンに拍手をおくった。
     この栄(さか)の里が、「人を殺し殺される」戦争のための
     基地にされ、汚されていくのを何とか止められないものだろうか◇
 
   忘るなの記    本体1,000円 
 
荒川 ヤ子
   ◇ 「さまざまな年齢、職業、階層の人たちと関わったら、人生も人間も
     幅が広がり面白いだろうな」という「単純」な動機で珈琲店主と
     なった主人公ユキ子。
     折々を「ナニクソ」根性で乗り越えて来た。
     しかし30年経ったとき、心にひとつの変化が生まれる。◇

 
   コーヒーハウス    本体1,636円 
 青木 陽子
   ◇ 「一回しかない人生なんだから納得できるように生きたい」
     道子は高校男教師をやめた。新たな生き方を求め、
     民医連に職を得る。が、時は政治の反動期。
     厳しい現実に振り回されながら、道子は懸命に生きる。◇
 
   星と風のこよみ    本体1,800円 
 工藤 勢津子
   ◇ 「かあさん」 やさしく呼びかけた。
     「はあい」母からもやさしい声が返ってきた。
     「かあさん」「はあい」「ぎゅうーっ」
     母も抱き返してきた。◇
 
   利休鼠の雨    本体1,300円 
 中嶋 祥子
   ◇ 「東京都に勝った」
     町工場のパートから職業訓練校の非常勤講師になった奈緒子。
     全都の自治体で働く非正規労働者の労働組合(公共一般)の
     委員長になる。そんな奈緒子を東京都は突然解雇した!◇
 
   非正規のうた    本体1,700円 
 小林 昭
   ◇ 私たちは啄木が警告しているように、時代に埋没してい
     てはいけないだろう。時代を切っ先するどく一歩先へ抜
     け出ていかなければならない。抜け出たところにひらける
     視野の中に「明日の考察」も「批評」も成り立つはずだ。◇
 
   未来をみつめた作家たち    本体1,600円 
 苫 孝二
   ◇ 小樽で生まれ育ち、渋谷区議35年
     出会いと別れの哀歓を描く短編集 ◇
 
   渋谷の街を自転車に乗って    本体1,500円 
  和田逸夫
   
 
   ウィングウィング    本体1,500円 
  大浦ふみ子
   ◇ こんな体に誰がした。健康返せ。
     青春返せ。人生返せ。
     わたし、言いたい・・・・・・  ◇
 
   かたりべ    本体1,000円 
  青木陽子
   ◇ 神州不滅と原発の安全神話
     「二度も国に裏切られた」
     戦争と現代をつなぐ短編集  ◇
 
   捕虜収容所    本体1,300円 
  最上裕
   ◇ 常駐請負のシステムエンジニアとして働いていた井村雅紀は、
     黒い携帯を渡される。
     残業して帰宅し、寝付いた頃、その携帯が鳴り出した。
     人間らしく働ける職場を求めて、懸命に生きる夫婦の物語  ◇
 
    真夜中のコール  本体1,000円 
  山形暁子

   ◇ 『女たちの曠野』から10年
     最新短編集
              ◇
 
    軍艦島へ  本体1,800円 
 
 大浦ふみ子
   ◇ 石綿被害、労災死亡事故、組合分裂・・・
     命を削って働いてきた造船現場。
     男たち、女たちの誇りをかけた闘いを明日へつなぐ ◇
 
   燠火  本体1,000円 
  原信雄

   ◇ 出会いと別れを通して人生を描く自伝的連作短編集 ◇
 
   クオピオの雨  46判上製  本体1,500円
 
 牛久保建男
   ◇ 戦争と貧困、戦後の労働運動、新しい貧困と格差
     時代の課題を作家たちはどのように描いてきたのか
                 多様な作家・作品を通して考える ◇
 
   時代を生きる作家と文学  46判上製  本体1,800円 
 
 須藤みゆき
   ◇ 私の中で止まっていた時間が動きはじめる
     10年ぶりに再会した叔母
     迷いながら、薬害訴訟支援にともに取り組む仲間たち。
     母の死から10年 ◇
 
   月の舞台  46判上製  本体1,204円 

 神林規子
   ◇ 戦後の歳月のなか、恋人、恩師、家族の
                 心の交流を描いた6編 ◇
 
  竜門の手まり唄  46判上製  本体1,296円 


 にしうら妙子
 
   ◇ …雪は春の温かみに出会って、やさしくはかなかった◇
 
  淡雪の解ける頃  46判上製  本体926円 

 最上 裕
 
  ◇こんな社会を娘の世代に残したくない。さくらは立ち上がる◇

  さくらの雲 A6判並製(文庫) 本体926円  紹介チラシ

 平瀬誠一
 
  ◇ものわかりのいい母とやさしい妻、のはずだったのに◇
 
  人、立ち枯れず  46判上製  本体1,111円

 森田智松
 
  ◇ある引揚者の生涯をたどる短編連作集◇
 
 もりたともまつ作品集 46判上製 本体1,389円

 坂井実三
  ◇時代と人生の哀歓を描いた短編集◇
   
 枇杷の花の咲くころに  46判上製 本体1,389円

 最上 裕
  ◇陸橋の向こうに希望はあるのか? 苦悩する労働者に寄り添い続ける短編集◇

 陸橋の向こう  46判並製  本体1,389円

 松本喜久夫

  ◇朝日に目ざめる坂道を上って行くんだぼくたちは…◇

 
 明日への坂道  解説・岩渕 剛  46判上製  1,500円(税込)

 風見梢太郎

  ◇福島第一原発事故を、様々な視点から描いた作品集◇
 
  風見梢太郎原発小説集 46判並製 1,500円(税込)

 工藤勢津子

  ◇家族や職場の人々とその日々を、いとおしく描いた作品集◇
 
  遠い花火 解説・小林 昭 46判上製 1,492円

 岡田宜紀

  ◇秋の気配をあなたは何で知るだろう。少年の日、兄と弟、ほのかな恋…◇

 
  司馬遷の妻 解説・牛久保建男 46判上製 1,200円
 小縄龍一

  ◇夕張に生きた坑夫が、ヤマと仲間に送る短編集◇

  夕張の郷 解説・松木新 46判上製 1,500円
 大田 努

  ◇編集者・研究者として、多喜二を熱く見つめつづけた著者の初評論集◇
  小林多喜二の文学と運動  46判上製 1,500円
 茂木文子

  ◇反戦平和の願いがこめられた珠玉八編◇

  マンゴスチンの実は赤く 解説・能島龍三 46判上製 1,500円
 塚原理恵

  ◇医療・看護に従事する、多くの人々の存在と苦闘を描く◇

  孤独のかたち 解説・澤田章子 46判上製 1,500円
 鏡 政子

 ◇戦争を生きた少女が、平和の重みにかさねて歩んでいく◇
 
  きつね小路 解説・吉開那津子 46判上製  1,300円
 ゆい きみこ

 ◇ 心ばえが結晶した短編集 ◇
  咲子の戦争  解説・新船海三郎 46判上製 1,500円
 小川京子

 ◇子どもの感性が受けとめた光景◇
  雪上の影  解説・能島龍三 46判上製 1,500円
  大浦ふみ子

 ◇若者の苦悩に寄りそい、真に生きるとは…と問いかける中編二作◇ 
  夏の雫  解説・岩渕 剛 46判上製 1,000円
 中川なごみ

 ◇思いやりと慈しみに満ちた、九つの短編群に主人公の半生が結晶◇  
  巣立ち  解説・澤田章子 46判上製 1,260円
 なかむらみのる

 ◇市村三男三の画業と生涯をよみがえらせた人々の物語◇
  信念と不屈の画家 市村三男三 46判上製 1,000円
  三浦光則

 ◇小林多喜二や宮本百合子をはじめ、プロレタリア文学を論じた評論集◇ 
  小林多喜二と宮本百合子 46判上製 1,700円
  谷口一男

 ◇昔語りになった板金や溶接工の職人仕事…。9篇の小説世界が歴史を映す◇
 
  江岸に吹く風   解説・宮寺清一 46判上製 1,700円
  増田 勝

 ◇切ない叙情が人生の強靱な背骨に変わっていく9篇の小説世界◇ 
  成田で   解説・新船海三郎 46判上製 1,700円
  越 広子
 ◇家・戦争・女・党
  …矛盾に目覚め、やがて人生を共に歩みゆく二人。著者初の作品集◇ 
  山襞     解説 森 与志男   46判上製 1,700円
 田村光雄

 ◇生き難い現代をとらえた短篇小説全7篇を収録◇ 
  化粧する男       46判上製 1,575
 野川紀夫

  ◇厳しく気高い闘いの日々だった…。 
                  『民主文学』連載長編小説◇ 
  時の轍       46判上製 1,890円
 堺 田鶴子

    ◇光の中に立っていたい。私の人生だから……◇
  百日紅   解説・小林 昭  46判上製 1,500
 山田忠音

  ◇小腸クローン病という難病と28年間闘った著者の綴った遺稿を含む初の小説集◇
  奔 流  ■ 解説・新船海三郎 46判上製 2,300
 近藤瑞枝

 
    ◇平和と人権への著者のあつい思いが読む者をたたく◇
  春のあらし ■ 解説・宮寺清一 46判上製 1,700円
 原 恒子

 
    ◇暮らしに追われる切なさと、それでも生きる心のぬくもりが描かれる◇
  雪の坂道  ■ 解説・稲沢潤子 46判上製 1,700円
  能島龍三

    
◇日の丸・君が代、教育、戦争、山、家族を語る◇
  分水嶺  ■ 解説・小林 昭 46判上製 1,700円
  宮城 肇

 
   ◇36年の教員生活を結集した作品群が真心こめて語りかける◇
  さまよえる子ら  ■ 解説・田島 一 46判上製 1,700円
  山城 達雄

  
◇新沖縄文学賞受賞「窪森」はじめ沖縄の現実を問う7編◇
  監 禁  ■ 解説・稲沢潤子 46判上製 1,700円
  青井 傑

   
◇ほのかな笑いとペーソスが人生を彩る……◇
  東山道武蔵路(とうさんどうむさしみち)
                ■ 解説・宮寺清一 46判上製 1,700円
  柏 朔司

     
◇流されず、求めて……。歩んできた人生の美しい結晶◇ 
  風花の頃  ■ 解説・新船海三郎  46判上製 1,700円
  柴垣 文子

    ◇里山の自然と人が明日を奏でる小説集◇   
  おんな先生  ■ 解説・澤田章子  46判上製 1,700円
  山形 暁子

    ◇ 真っ直ぐに生きたい女の真情が溢れる11編を収録 ◇ 
   山形暁子 短編小説編
            ■  解説・牛久保建男 46判上製2巻セット2,8000円
  神林 規子

      ◇ 人の誠実さに心惹かれて描いた作品群 ◇ 
   泥だらけの手帖   解説・森与志男  46判上製 1,700円
    廣岡  宥樹

              ◇ 安保闘争と青春期の岐路を描く長編 ◇
  未明のとき                        46判上製 1700円
  入江 良信

      ◇沖縄戦の無惨のなかにも幼い恋は芽ばえて明日へ◇
  渚に立つ      ■ 解説・新船海三郎  46判上製 1800円
  敷村 寛治

      ◇ 共産党員を支えたあつい友情。白川晴一とその友人たち  ◇
  風の碑         解説・新船海三郎  A5判上製 2500円
 井上 文夫
   
     ◇ 自由と民主主義を貫く航空労働者のたたかいを描く ◇
  無限気流        解説・宮寺清一  46判上製 1900円
 大浦ふみ子

      ◇ マスコミの現場で働き書き続けてきた著者の短編集 ◇
  匣の中           解説・乙部宗徳  46判上製 1700円
 林田 遼子

       ◇ 初の短編小説集 ◇
  天皇が来た日     解説・吉開那津子  46判上製 1700円
  乙部 宗徳
  
       ◇ 時代と文学に鋭く迫る評論集 ◇
  時代の転換点と文学  解説・勝山俊介  46判上製 2000円