小林多喜二 生誕の地・碑 (秋田県大館)


生誕の地・碑 (撮影:田島 一)
   多喜二は1903年10月13日、秋田県北秋田郡下川沿村川口(現大館市)に、父末松、母セキの二男として生まれた。家は貧しい自作兼小作農だったこともあって、1907年、多喜二四歳の年の暮れ、父方の伯父慶義を頼って、一家は北海道小樽へ移住した。
 大館市には、「多喜二生誕の地・碑」、「多喜二文学碑」に加え、「母セキ生誕地・碑」がある。


生誕碑の後の案内板 大きく表示

文学碑「さいみつ」サイトより)

 「小林多喜二生誕の地を歩く」
 2008年3月、治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟大館・鹿角支部が治安維持法犠牲者小林多喜二の没後75年を記念して作成したものです。
 誕生から小樽移住までの4年間(多喜二の生家跡とその周辺、小樽移住)、「多喜二生誕の地碑」の建立と移設、「多喜二文学碑」の提案から完成まで、息子を励ます母の愛を称賛して建立された「母セキ生誕地碑」の紹介と案内地図に加え多喜二略年譜まで添えられています。
 松田解子さんが、文学碑の除幕式後に行われた祝賀会で、多喜二の思い出や文学碑建立の感想を述べたこと。三浦綾子さんが除幕式のあとに「建立の会」に寄せた手紙なども紹介されています。多喜二生誕の地を訪れる人必携の冊子です。
「さいみつ」サイトより)

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