2012年10月号 創作小説紹介


     
 
 「平たい雪景色の中で」 秋谷徹雄
   東日本大震災が発生し、気仙沼の病院に勤務する高辺那珂子と連絡が取れない……

 「ドリフト!」 細野ひとふみ
   農協から整理されて、酪農ヘルパーをする光次は、若い将人の身の上を案じる。

 「嵐の夜の出会い」 柏朔司
   一九六一年、学力テスト反対のたたかいの中で、卓爾は逸子と出会った。

 「義父のかばん」 須藤みゆき
   家に閉じこもる夫をおいて、私は義父に会いに行く。

 「スノードロップ」三原和枝
   なぜ息子が死ななければならなかったかを考えていた文絵は、詩の朗読を引き受ける。
   
 
       

「2012年総目次」に戻る