2026年 各地の文学研究集会
 第14回民主文学神奈川県研究集会   

 桜の開花宣言まぢかの三月十五日(日)、藤沢市民センターで「第14回神奈川県研究集会」を開催しました。
 その日は、いくつかの集会が重なっていて参加者数に不安がありましたが、仙洞田一彦さんの記念講演「時代の流れの中の文学」に四十人が参加され、そのうち会外の方が十四人ありました。眼の不自由な方が介助者の方と参加されたことには感激しました。
 「神奈川県研究集会」の言葉が、専門家の集まりをイメージさせるので、「憲法改正の動きの中、文学は読み手に何を与えるのかを一緒に聞きましょう」とお誘いしました。
 仙洞田さんは「社会と人間の真実」に迫っている小説として、宮本百合子や小林多喜二などの作品を題材にお話しされました。その話を聞いた方は、「自宅の本棚にある百合子全集を読もうと決心した」と感想を寄せてくれました。また、家族の介護で閉じこもりがちの方から、「参加してよかった」との感想もあり、お誘いして良かったです。
 午後の作品合評は、二十八人参加で二班に分かれ、作品の見方や疑問など活発に出されました。助言者の方から学べたという感想もありました。
 藤沢支部は、二〇一八年に結成されました。きっかけは、田島一さんの「時の行路」が、私達の地元が舞台であることでした。二ヵ月に一回の例会でしたが会員が増え、二〇二一年に支部誌『引地川』を創刊しました。その頃から毎月の例会になりました。大切にしているのは、『民主文学』誌の作品を話し合うことです。
 マイクの準備がうまくいかず、講演者の声が聴こえにくかったり、午後の作品合評会のプリントが渡せなかったり、参加者にはご迷惑をかけましたが、支部会員が一人増えました。初めてこのような催しに関わった人が殆どでしたが、今回の講演会を無事に終えたのは、「全員心を寄せ合って頑張っていることに自信を持ちましょう」との会員の言葉に励まされています。
 尚、藤沢の参加者が一人準会員になりました。

              (小柳倫子)