日本民主主義文学会                            


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2019年

3月17日 第5回幹事会を東京・文京区「機山館」でひらく。
5月 第16回民主文学新人賞は、秋吉知弘「まんまんちゃん」。佳作に、池戸豊次「寒晒し」、山本洋「連絡B」。
5月11日〜12日、千葉市美浜区の「クロス・ウェーブ幕張」で第28回大会をひらく。幹事会報告「激動の時代と切り結ぶ文学運動の前進を」、「大会宣言」ならびに大会決議「安倍首相の庶民いじめ政治と改憲策動推進に国民の審判を下そう」「国語教育の動向に危惧し、文学教育の重要性を訴える」を採択。第一回幹事会で19人の常任幹事と次の四役を選出した。会長=田島一、副会長=能島龍三、宮本阿伎、事務局長=乙部宗徳、『民主文学』編集長=牛久保建男。

8月7日 「表現の不自由展・その後」への政治介入と脅迫に断固抗議する」の声明を出す。
12月1日 第2回幹事会を東京・文京区「機山館」でひらく。「消費税率5%への引き下げを強く求める」「安倍内閣の一日も早い退陣のために力を会わせよう」を採択。

○第28回大会時組織状況 会員350人、準会員549人、支部93
 2018年

3月31日 東京「IKE・Biz」にて「小林多喜二没後85年シンポジウム」を、多喜二・百合子研究会と共催でひらく。シンポジウムのテーマは「なぜ、私たちは多喜二を語り継ぐかー『蟹工船』ブームから10年。今・若者は…」。パネリストは岩崎明日香、北村隆志、田島一、司会は宮本阿伎

5月 第15回民主文学新人賞に、田本真啓「バードウォッチング」が入選。佳作は梁正志「奎の夢」。第10回手塚英孝賞は、谷本諭「『社会主義リアリズム』とは何だったのかー二一世紀の目で考える」が受賞。

5月26日〜27日 愛知県豊橋市「ロワジールホテル豊橋」で、第25回全国研究集会を開く。全体テーマ「民主主義文学の多様な発展に向けて」。【シンポジウム】乙部宗徳/久野通広/柴垣文子/松木 新。分散会報告者=岩渕剛/横田昌則/仙洞田一彦/・牛久保建男/青木陽子/尾西康充。全国から112人が参加。

7月8日 第3回幹事会を東京・「機山館」で開く。常任幹事会からの報告と討論のまとめ、財政中間決算を採択。ならびに、「安倍内閣の退陣のために力をあわせよう」の声明、「文学運動存続をかけて、豊かな創造・批評、支部活動の強化で、組織拡大に全力を」のアピールを、それぞれ採択。

8月4日〜5日、東京足立区「千住介護福祉専門学校」で、第6回若い世代の文学研究集会をひらく。

12月9日 第4回幹事会を、東京・文京区「機山館」で開く。第28回大会の日程と議題を確認。選挙管理委員会、役員選考委員会を選出。常任幹事会からの報告と討論のまとめを採択。ならびに、「改憲策動を阻止し、安倍強権政治の打破を」の声明、「準会員・定期読者を迎えて第二十八回大会を成功させよう」のアピールをそれぞれ採択。
 2017年

3月26日 第5回幹事会を東京・文京区「林野会館」でひらく。

5月 第14回民主文学新人賞は、入選該当作なし。佳作に、岩田素夫「某国の冬」、野川環「銀のエンゼル」、杉山まさし「譲葉の顔」

5月13日〜14日、千葉市美浜区の「クロス・ウェーブ幕張」で第27回大会をひらく。幹事会報告「新しい時代に向かう文学運動の創出を」、「大会宣言」ならびに大会決議「安倍首相の憲法第九条改憲発言に強く抗議し、憲法を守り抜こう」「『テロ対策』名目で内心と言論の自由を奪う『共謀罪』法案を廃案にせよ」を採択。第一回幹事会で20人の常任幹事と次の四役を選出した。会長=田島一、副会長=能島龍三、旭爪あかね、事務局長=乙部宗徳、『民主文学』編集長=宮本阿伎。

12月10日 第2回幹事会を東京・文京区「機山館」でひらく。「安保法制(戦争法)廃止へ 一致する政党・団体・個人の結集を呼びかける」の声明、「五十年間進めてきた文学運動を確信に、支部の集いと組織拡大に全国の支部が打って出よう」を採択。

○第27回大会時組織状況 会員358人、準会員554人、支部91
 2016年

1月8日〜11日 山の文学学校を、信州下諏訪温泉「ホテル山王閣」でひらく。講師=村山淳彦、風見梢太郎、田島一。

5月 第13回民主文学新人賞に、岩崎明日香「角煮とマルクス」が入選。佳作は該当作なし。第9回手塚英孝賞は、須賀田省一『野田の文学・野田争議』が受賞。

5月8日 東京「四谷区民ホール」にて宮本百合子没後65年記念「百合子の文学を語るつどい」を、婦人民主クラブ、多喜二・百合子研究会と共催でひらく。講演・不破哲三「伸子・重吉の『十二年』―未完の大河小説を読む」。

5月10日 創立50周年記念『民主文学』短編小説・文芸評論秀作選、臨時増刊号を発行。

6月12日 第3回幹事会を東京・「機山館」で開く。常任幹事会からの報告と討論のまとめ、財政中間決算を採択。ならびに、「参議院選挙において改憲勢力に痛打を」の声明、「文学運動存続のために、支部活動の活性化・創作力の向上と組織拡大に全力を」のアピールを、それぞれ採択。

9月17日〜19日 新潟県魚沼郡湯沢町「湯沢グランドホテル」で、創立50周年記念第24回全国研究集会を開く。全体テーマ「いま、文学はどう時代にきり込むか」。【シンポジウム】能島龍三/旭爪あかね/松本喜久夫/宮本阿伎。分散会、作者・報告者=仙洞田一彦・井上文夫/浅尾大輔・大田 努/(松本たき子、東 喜啓)・牛久保建男/風見梢太郎・工藤勢津子・久野通広/全国から113人が参加。

12月4日 第4回幹事会を、東京・文京区「機山館」で開く。第27回大会の日程と議題を確認。選挙管理委員会、役員選考委員会を選出。常任幹事会からの報告と討論のまとめを採択。ならびに、「『改憲三分の二体制』の打破へ、野党と市民の共闘のいっそうの発展を」の声明、「文学運動の灯を消さぬために、創作力の向上と準会員・読者の拡大を進めよう」のアピールをそれぞれ採択。

 2015年

3月22日 第5回幹事会を東京・文京区「林野会館」でひらく。「九条破壊の『戦争立法』法案化の中止を求め、広範な文学者の阻止の協同を呼びかける」を採択。
5月 第12回民主文学新人賞に、木曽ひかる「月明りの公園で」が入選。佳作に、野山あつむ「CAVA!」、成田富月「つなぐ声」。
5月9日〜10日、東京・芝公園近くの「東京グランドホテル」で第26回大会をひらく。幹事会報告「半世紀におよぶ歴史と伝統のもとに、時代を切り拓く文学運動の新たな前進を」、「大会宣言」ならびに大会決議「海外での武力行使に道をひらく『戦争立法』の企てを許さない」「大阪市を廃止し、くらしを破壊する『大阪都構想』に断固反対する」を採択。第1回幹事会で20人の常任幹事と次の四役を選出した。会長=田島一、副会長=能島龍三、旭爪あかね、事務局長=乙部宗徳、『民主文学』編集長=宮本阿伎。
6月28日 常任幹事会は、「自民党勉強会での言論弾圧事件に抗議する」声明を発表。
7月16日 常任幹事会は、「戦争法案の強行採決による衆議院通過に断固抗議する」声明を発表。
25日 文学4団体で、池袋駅近くで「『安保法案』の廃案を求める文学者の集い」をひらく。
8月29日 東京・喜山クラブで、日本民主主義文学会創立50周年記念レセプションを開催。乙部宗徳事務局長が、「文学運動の50年とその課題」と題してあいさつ。全国の会員や各界から100人が参加。
9月19日 常任幹事会は、「憲法違反の『安全保障法案』の採決強行に抗議し、憲法を守る行動をさらに広げよう」声明を発表。
11月14日〜15日、千葉県柏市「さわやかちば県民プラザ」で、第5回若い世代の文学研究集会をひらく。
12月6日 第2回幹事会を東京・文京区「機山館」でひらく。「安保法制(戦争法)廃止へ 一致する政党・団体・個人の結集を呼びかける」の声明、「五十年間進めてきた文学運動を確信に、支部の集いと組織拡大に全国の支部が打って出よう」を採択。
○第26回大会時組織状況 会員373人、準会員565人、支部93

2014年

5月 第11回民主文学新人賞に、竹内七奈「せつなげな手」が入選。佳作に、石垣あきら「望月所長へのメール」、長谷川美智子「リバティーに愛をこめて」。第8回手塚英孝賞は、授賞作なし。
6月22日 第3回幹事会を東京・「林野会館」でひらく。「安倍政権の集団的自衛権行使容認の閣議決定の策動に断固反対する」声明、「総力を結集して『支部活動強化』推進運動を成功させ、新たな創造・組織の高い峰で第26回大会を迎えよう」のアピールを、それぞれ採択。
7月2日 常任幹事会は、「集団的自衛権行使容認の「閣議決定」に断固抗議する」声明を発表。
7月19日〜21日 神奈川県三浦市「マホロバ・マインズ三浦」で第23回全国研究集会をひらく。
12月2日 常任幹事会は、「任期切れ目前の辺野古新基地建設の工事変更承認は許されない」の声明を発表。
7日 第4回幹事会を、東京・文京区「林野会館」でひらく。「戦後民主主義を守り、時代の逆流を阻止するために総選挙にあたって呼びかけます」の決議、「支部活動強化の運動を成功させ、組織の増勢の中で大会を迎えよう」のアピールをそれぞれ採択。

2013年
 
2月14日 常任幹事会は、「北朝鮮による三度目の核実験に抗議し、核・ミサイル開発の即時中止と六カ国協議への復帰を強く求める」声明を採択。
3月10日(日)「東京・みらい座いけぶくろ」にて、小林多喜二没後八十年「多喜二の文学を語る集い」を多喜二・百合子研究会と共催でひらく。日本ペンクラブ協賛。
3月24日 第5回幹事会を東京・「豊島区民センター(コアいけぶくろ)」でひらく。「安倍首相のTPP交渉への参加表明に抗議し、撤回をつよく求める」、「沖縄県辺野古の公有水面埋め立て申請に抗議する」の二つの声明を採択。
5月 第10回民主文学新人賞に、笹本敦史「ユニオン!」が入選。佳作に、永澤滉「霧の中の工場」、望月笑子「無機質な腐敗」。
5月11日〜12日、東京・千代田区の「東京グリーンパレス」で第25回大会をひらく。幹事会報告「時代と人間を見据え、文学の明日を切り拓こう」、「大会宣言」ならびに大会決議「近代の立憲主義を根本から否定し、9条改悪に道をひらく96条改憲に反対する」を採択。第1回幹事会で20人の常任幹事と次の四役を選出した。会長=田島一、副会長=丹羽郁生、旭爪あかね、事務局長=能島龍三、『民主文学』編集長=乙部宗徳。
5月31日 常任幹事会は、「日本維新の会共同代表・橋下徹大阪市長の『慰安婦』容認の暴言に抗議し、発言の撤回と謝罪を求める」声明を採択。
10月8日 常任幹事会は、「『特定秘密保護法案』に反対し、即時撤回を強く求める」声明を採択。
11月2日〜3日 神奈川・七沢温泉「福元館」にて「若い世代の文学研究集会2013 in七沢温泉」をひらく。
12月1日 第2回幹事会を東京・文京区「林野会館」でひらく。「創造活動の活性化を組織拡大につなげよう」のアピール、「集団的自衛権行使を容認する解釈改憲に反対する」、「政府は総力をあげて福島第一原発の汚染水対策をとれ」の二つの声明、ならびに「秘密保護法案廃案を求める」特別決議を採択した。
○第25回大会時組織状況 会員391人、準会員624人、支部103

2012年

5月 第7回手塚英孝賞を発表。久野通広「谷中村鉱毒事件の波紋――伊藤野枝『転機』」(多喜二・百合子研究会編『講座 プロレタリア文学』所収) が受賞。
5月27日 第3回幹事会を東京・本郷「機山館」でひらく。「原子力発電所の再稼働に反対し、新しいエネルギー政策への転換を求める」声明、「25回大会に向けて、総ての人が参加する新たな拡大運動を創り出そう」のアピールを採択。
7月14日〜16日 宮城県仙台市「秋保温泉岩沼屋」で第22回全国研究集会をひらく。
12月2日  第4回幹事会を、東京・文京区「プラザフォレスト」でひらく。「消費税増税に反対する」「総選挙にあたって――反動的主張の跋扈を座視せず、国民の声が届く国会に」の声明を採択。



2011年

1月23日 「みらい座いけぶくろ」にて宮本百合子没後60年「百合子の文学を語る集い」を、婦人民主クラブ、多喜二・百合子研究会と共催でひらく。
3月 常任幹事会は「東日本大震災救援カンパのお願い」を発表。広く震災救援カンパを呼びかける。 
3月20日 第5回幹事会を東京・本郷「機山館」でひらく。
5月 第9回民主文学新人賞に、たなかもとじ「顔」が入選。佳作に、橘あおい「ルージュをひいて」、豊村一矢「新米先生の二ヶ月」。
7日〜8日、東京・芝公園近くの「東京グランドホテル」で第24回大会をひらく。幹事会報告「大震災からの新たな文学創造を」、「大会宣言」ならびに大会決議「福島第一原発事故にさいして政府ならびに東京電力、原子力発電所をかかえる電力各社への抗議と要請」などを採択。第1回幹事会で20人の常任幹事と次の四役を選出した。会長=稲沢潤子、副会長=田島一、丹羽郁生、事務局長=能島龍三、『民主文学』編集長=乙部宗徳。
7月 『民主文学』は、8月号で「東日本大震災 ―原発事故を考える」、9月号で「東日本大震災から」の特集を連続で掲載。
10月23日 第2回幹事会を東京・本郷「機山館」でひらく。文学会の組織・財政問題を緊急討議する必要から、例年より一ヶ月半前倒しして開いたもの。「300部の拡大で『民主文学』の発行を維持しよう」のアピールならびに、「原発からの撤退、すみやかな除染と全面的な賠償を求める」声明を採択。
11月5日〜6日 東京・御茶ノ水「全労連会館」にて「第3回若い世代の文学研究集会2011 in東京」をひらく。
○第24回大会時組織状況 会員401人、準会員681人、支部110 


2010年

5月1日 第6回手塚英孝賞を発表。三浦光則 『小林多喜二と宮本百合子』(民主文学会発行、光陽出版社発売) が受賞。
6月6 日 第3回幹事会を東京・本郷「機山館」でひらく。常任幹事会からの報告、財政中間決算、討論のまとめならびに「普天間基地の辺野古移設決定に抗議し、無条件撤去を求める」声明を採択。
6月25日 日本民主主義文学会創立45周年記念出版として、『文学運動の歴史と理論』、『現代短編小説選2005〜2009』の二冊を新日本出版社より刊行。
7月17日〜19日 滋賀県大津市「琵琶湖グランドホテル」で第21回全国研究集会をひらく。
8月28日 東京・日本青年館で、日本民主主義文学会創立四十五周年記念レセプションを開催。能島龍三事務局長が、「日本文学の現状と民主主義文学運動の課題」と題してあいさつ。全国の会員や各界から100人が参加。
10月30日 東京労働会館にて、「批評を考える会」主催で「創立45周年記念『文学運動の歴史と理論』シンポジウムをひらく。
12月5日  第4回幹事会を、東京・本郷「機山館」でひらく。「第24回大会の成功へ、全国が一つに組織的前進を」のアピールを採択。


2009年

3月22日 第5回幹事会を東京・御茶ノ水「明治大学紫紺館」でひらく。「ソマリア沖への自衛隊派兵に抗議し、『海賊対処』新法案に反対する」声明を採択した。
5月 第8回民主文学新人賞、入選該当作なし。佳作に、大川口好道「送り雛」、田中誠「煤けた暦」。
9日〜10日、東京・芝公園近くの「東京グランドホテル」で第23回大会をひらく。幹事会報告「転換の時代の始まりに新たな文学運動の創出を」、「大会宣言」を採択。第1回幹事会で20人の常任幹事と次の四役を選出した。会長=吉開那津子、副会長=稲沢潤子、田島一、事務局長=能島龍三、『民主文学』編集長=丹羽郁生。
27日 常任幹事会は、「北朝鮮の核実験に抗議し、核兵器の開発・実験計画の即時中止と六カ国協議への復帰を強く求める」声明を採択。
10月10日〜11日 東京・御茶ノ水「全労連会館」にて「第2回若い世代の文学研究集会2009in東京」をひらく。
12月6日 第2回幹事会を東京・港区「東京グランドホテル」にてひらく。「普天間基地の即時閉鎖、撤去を求める」、「葛飾ビラ配布弾圧事件での最高裁不当判決に抗議する」の二つの声明を採択。
○第23回大会時組織状況 会員406人、準会員702人、支部108


2008年

3月15日 小林多喜二没後75年、「多喜二の文学を語る集い」を、東京・「みらい座いけぶくろ」でひらく。多喜二・百合子研究会と共催。
4月5日 常任幹事会は、「『上映中止』の不当な圧力に屈せず、表現の自由を守ろう」声明を採択。
5月1日 第5回手塚英孝賞を発表。北村隆志「若い世代のための宮本百合子入門」(文学会代々木支部誌『クラルテ』2号)が受賞。
6月8日 第3回幹事会を東京・「機山館」でひらく。
7月19日〜21日 愛媛県民文化会館(松山市。宿泊は道後温泉「宝荘ホテル」)で、第20回全国研究集会をひらく。
10月4日 岩手県盛岡市、岩手県公会堂で「若い世代の文学カフェin盛岡」をひらく。以後、大阪、愛知、横浜、千葉、北九州、松山でひらかれている。
10月18日 「『民主文学』関西文芸講演会」を神戸・三宮「ホテル北野プラザ六甲荘」でひらく。
12月7日  第4回幹事会を、東京・「アルカディア市ヶ谷」でひらく。「全国が一つになって読者・会員・準会員を拡大し、第23回大会を成功させよう!」のアピールを採択。


2007年

3月 第1回心さわぐシニア文学サロン、「団塊の世代はどう描かれたか」をひらく(以後、現在まで15回ひらかれている)。
21日 第5回幹事会を東京・池袋「かんぽヘルスプラザ東京」でひらく。第22回大会への幹事会報告案、決算の見通しと予算案の基本方向などを検討。「九条改憲と一体の改憲手続き法案の廃止を強く求める」声明を採択した。
5月 第7回民主文学新人賞に、かなれ佳織「回転釜はラルゴで」が入選。佳作、三浦協子「深夜の果て」、佳作・評論、馬場徹「農の詩学へ」。『民主文学』創刊五百号記念増大号(6月号)に掲載。
 12日〜13日、東京晴海、晴海グランドホテルで第22回大会をひらく。幹事会報告「危機の時代と民主主義文学運動」択。第1回幹事会で19人の常任幹事と次の四役を選出した。会長=吉開那津子、副会長=宮寺清一、稲沢潤子、事務局長=田島一、『民主文学』編集長=丹羽郁生。
6月24日 常任幹事会は、「自衛隊の違憲・違法な国民監視活動に抗議し、直ちに中止を求める」声明を採択。
10月20日〜21日 東京・御茶ノ水「全労連会館」にて「若い世代の文学研究集会2007in東京」をひらく。民主文学会初めての企画に、全国で30人が参加)。
12月9日 第2回幹事会を東京・お茶の水「ホテル聚楽」にてひらく。『戦争支援の「新テロ特措法案」の廃止を求める』声明を採択。
○第22回大会時組織状況 会員402人、準会員731人、支部106


2006年

4月23日 常任幹事会は、「『教育基本法』改悪案と『国民投票法案』の提出に反対する」声明を採択。
5月1日 第4回手塚英孝賞を発表。猪野睦『埋もれてきた群像―高知プロレタリア文学運動史―』が受賞。
5月19日 宮本百合子没後55年、「百合子の文学を語る集い」を、東京・四谷区民ホールでひらく。多喜二・百合子研究会、婦人民主クラブ(再建)と共催。
6月4日 第3回幹事会を東京・「かんぽヘルスプラザ東京」でひらく。「教育基本法改悪法案、『共謀罪』法案、改憲手続き法案の廃案を求める」声明を採択。
7月15日〜17日 秋田県たざわこ芸術村・温泉ゆぽぽで、第19回全国研究集会をひらく。
9月24日 常任幹事会は、「東京地裁判決を真摯に受けとめ、控訴の断念とともに、違憲・違法な通達の廃止、『日の丸・君が代』強制の中止を直ちにもとめる」声明を採択。
10月23日 常任幹事会は、「内心の自由、言論・表現の自由を奪う『共謀罪』法案の廃案を求める」声明を採択。
12月10日  第4回幹事会を、東京・「かんぽヘルスプラザ東京」でひらく。「根拠も道理も崩れた『教育基本法改悪法案』の廃案とともに、『防衛省』法案、改憲手続き法案の廃案を強く求める」声明を採択。


2005年

3月21日、第5回幹事会を東京・茗荷谷のレストラン・ボングーでひらく。
5月 第6回民主文学新人賞に、秋元いずみ「銀の鳥」が入選。佳作・須藤みゆき「冬の南風」、小栗俊郎「朝焼けの雲」。
7〜8日、東京・水道橋、東京グリーンホテルで第21回大会をひらく。名称変更・規約改正後に初めて迎える大会であり、同時に、戦後60年、文学会創立40周年という歴史の大きな節目のもとでひらかれる大会となった。幹事会報告「歴史の岐路に立ついま、民主主義文学運動の力強い発展を」、「大会宣言」および決議「憲法改悪に反対し九条を守りましょう」を採択。第1回幹事会で19人の常任幹事と次の四役を選出した。会長=森与志男、副会長=宮寺清一、吉開那津子、事務局長=田島一、編集長=平瀬誠一。
6月 創立40周年記念短編集『時代の波音』を出版(編集・民主文学会、発売・新日本出版社)。
8月27日 文学会創立40周年記念レセプションを東京・日本青年館でひらく。
10月 創立40周年記念文学入門書『小説の心、批評の目』を出版(編集・民主文学会、発売・新日本出版社)。
19日 文学会創立40周年記念文芸講演会を東京・文京シビックホールでひらく。
12月18日 第2回幹事会を東京・かんぽヘルスプラザ東京でひらいた。「改憲策動と『国民投票法案』の制定に反対する」声明ならびに「会員・準会員・『民主文学』読者の増勢で第19回全国研究集会を迎えよう」のアピールを採択。
○第21回大会時組織状況 会員403人、準会員755人、支部109


2004年

2月 日本民主主文学会の精選・自費出版シリーズとして、これまでの《自選叢書》から名をあらため、《民主文学館》が新規にスタート。これまでに41冊が刊行されている。
6月27日 第3回幹事会を東京本郷・機山館でひらく。憲法九条を守れと呼びかけた「九条の会」にこたえて、各地で積極的に活動していくことを確認、声明を発表。
7月17〜19日 長野県温泉「戸倉上山田清風園」で第18回全国研究集会をひらく。
12月12日 第4回幹事会を東京本郷・機山館でひらく。


2003年

3月30日、第4回幹事会を東京大塚・ラパスホールでひらく。
5月 第5回民主文学新人賞に横田昌則「夜、やがて朝」が入選、佳作・燈山文久「希望の原理」、神林規子「子の隠し」。
10〜11日、東京本郷・機山館で第20回大会をひらく。「日本民主主義文学会」と名称を変更することを含む規約の全面的改正と運用規程を新設した。幹事会報告「二十一世紀初頭の激動に真向かい、民主的文学運動の飛躍を」、「大会宣言」および決議「有事法案・個人情報保護法案の廃案をつよく求める」「若者の未来を閉ざす教育基本法の改悪に反対する」を採択。第一回幹事会で18人の常任幹事と次の4役を選出した。会長=森与志男、副会長=宮寺清一、吉開那津子、事務局長=新船海三郎、編集長=平瀬誠一。
12月9日、第2回幹事会が東京本郷・機山館でひらかれた。
○第20回大会時組織状況 同盟員409人、準同盟員767人、支部115


2002年

4月14日 第1回「若い世代の文学カフェ」をひらく。
5月 第2回手塚英孝賞を伊藤知代「ナターリヤ・バランスカヤ『ありふれた一週間』をめぐって」が受賞。
3〜5日、北海道札幌市・定山渓ホテルで第17回全国研究集会をひらく。
6月3日 豊島区南大塚2-29-9サンレックス202に事務所を移転。
6月9日、第3回幹事会が東京本郷・機山館でひらかれた。「『戦争国家』づくりへの危険な急傾斜に反対する」の声明を発表する。
12月8日、第4回幹事会が東京本郷・機山館でひらかれ、規約改正案を・幹事選出にあたっての選挙細則を話し合う。


2001年

1月28日、第4回幹事会が東京本郷・機山館でひらかれた。
3月25日、第5回幹事会を東京本郷・機山館でひらく。「新しい歴史教科書を作る会」が検定に付している中学校歴史教科書について、「歴史を歪曲し、侵略戦争を美化する歴史教科書を認めない」の幹事会声明を発表。
5月 第4回民主文学新人賞に渥美二郎「ゴールタッチ」が入選、佳作・河原俶子「夏の光り」、山田大輔「朝もや」、浜田美鈴「透明な心の風景」。
12〜13日、東京本郷・機山館で第19回大会をひらく。同盟歴と年齢だけが事実上の基準・慣例となっていた名誉同盟員制度を廃止、幹事選挙を大会時ではなく事前に行うことで同盟員全員の意思が反映されるようにするなどについて規約の一部改正を行なった。幹事会報告「二十一世紀へ、文学の明日を切りひらく」、「大会宣言」および決議「小泉首相の危険な改憲、タカ派路線にたいするたたかいを広く呼びかける」を採択。第一回幹事会で23人の常任幹事と次の四役を選出した。議長=森与志男、副議長=宮寺清一、吉開那津子、事務局長=新船海三郎、編集長=稲沢潤子。
12月9日、第2回幹事会が東京本郷・機山館でひらかれた。「『戦争をする国』への変貌を許さず、意欲的な創造・批評活動と加盟員、『民主文学』読者の増勢で第17回全国研究集会を迎えよう」の同盟員・支部への呼びかけを出す。
○第19回大会時組織状況 同盟員423人、準同盟員813人、支部120


2000年

1月〜3月 第2回幹事会の内容を徹底するために九州、関西、関東、東北、各地域在住同盟員・支部代表者会議をひらく。
4月5日、第1回手塚英孝賞を乙部宗徳「『一九二八年三月十五日』から『地区の人々』へ」が受賞。
28〜30日、京都・醍醐プラザホテルで第16回全国研究集会をひらく。
7月9日、第3回幹事会が東京本郷・機山館でひらかれる。
8月26日、同盟創立35周年記念レセプションを東京・日本教育会館でひらく。
10月11日 同盟創立35周年記念文芸講演会を文京シビックホールでひらく。


1999年

5月8〜9日、文京区ホテル機山館にて第18回大会をひらく。幹事会報告「二十一世紀へ向かう、民主主義文学運動」、「大会宣言」および 決議「『戦争法』の廃案に全力をつくそう」を採択。第1回幹事会が開かれ、22人の常任幹事と次の四役を選出した。議長=森与志男、副議長=宮寺清一、吉開那津子、事務局長=新船海三郎、編集長=稲沢潤子。16年間議長をつとめてきた窪田精が常任幹事を退任。
7月12日、事務所が渋谷区本町1―7―16 初台ハイツから「渋谷区本町6―8―1 田中ビル2F」に移転。
31日、同盟事務所にて東京近郊40歳以下加盟員との懇談会が開かれる。
8月 「日の丸・君が代」法の可決、盗聴法の採決強行に常任幹事会声明、事務局長談話を発表。
10月 組織部「若い世代へのアンケート」実施。
12月19日、東京・神楽坂エミールで、第2回幹事会がひらかれる。
○第18回大会時組織状況 同盟員425人、準同盟員848人、支部120


1998年

2月15日、全国研究集会の成功を中心議題とする首都圏支部代表者会議を日本青年館でひらく。その後東海、関西でも開催。
20日、新宿・朝日声明ホールにて「小林多喜二没後65周年記念の夕」がひらかれる。
5月2〜4日、第15回全国研究集会が栃木県鬼怒川温泉・グリーンパレスでひらかれる
6月14日、第三回幹事会が神楽坂・エミールでひらかれる。声明『核兵器廃絶へ、いまこそあらゆる努力を』を採択。
8月15日、出版事業の第一弾として宮寺清一短編小説集『雷鳴』、山形暁子長編小説『家族の小径』が刊行される。引き続き唐島純三『最初の選択』、大浦ふみ子『女たちの時間』、能島龍三『虎落笛』、青木陽子『斑雪』、風見梢太郎『海岸隧道』、稲葉喜久子『べったら市』、山田郁子『スネア・ドラム』、箭内登『夏めぐりて』、丹羽あさみ『開拓の子』、秋元有子『文学の森』、瀬戸井誠『遺品』、井上文夫『濃霧』が刊行された。
9月8日、声明「長銀への巨額の税金投入に反対する」を発表。
10月1日、出版事業開始と『雷鳴』『家族の小径』出版記念会が新宿・モノリスで行なわれる。
12月13日、第四回幹事会を神楽坂エミールでひらく。「手塚英孝賞」創設を確認。


1997年

2月23日、柳美里氏のサイン会が「右翼」を名乗る脅迫電話によって中止された問題で、常任幹事会声明「表現・言論への卑劣な攻撃を許さない」を発表。
3月16日、第5回幹事会を神田パンセ・ホールでひらく。
4月5日、安保破棄中央実行委員会主催「4・5沖縄連帯集会」に代表派遣。
5月 第2回民主文学新人賞に旭爪あかね「冷たい夏」が入選、佳作・山田忠音「本流」吉屋行夫「回転橋」。
3〜4日、東京・日本青年館で第17回大会をひらく。同盟費を二千五百円から二千六百円に、準同盟費を千三百円から千四百円に、『民主文学』誌代を八二〇円(送料八四円別)から九七〇円(送料は同盟負担)に改定された。これにともなう規約の一部改正を行なった。幹事会報告「新しい時代の変化と発展のなかで、民主主義文学運動の力強い前進を」、「大会宣言」および決議「日米安保の強化と沖縄をはじめとする基地の永久化に抗議する」「民主的な政治と国民生活を守るために」を採択。第1回幹事会で25人の常任幹事と次の役員を選出した。議長=窪田精、副議長=宮寺清一、森与志男、事務局長=新船海三郎、編集長=森与志男(兼務)。
29日、「憲法調査議員連盟」の発足にあたって、常任幹事会声明「『憲法論議』を騙る改憲策動を許さない」を発表。
6月 第1期「関西文学教室」を兵庫県西宮にて開校(現在まで12期ひらかれている。また「東海文学教室」が名古屋で6期、「東北文学教室」が東北各地で5期開校されている)。
9月28日、常任幹事会声明「日本を戦時協力体制に引き込む新「ガイドライン」に反対する」を発表。
11月 企画部により「東京文学散歩」を実施。以後今日まで行われている。
○第17回大会時組織状況 同盟員412人、準同盟員898人、支部122


1996年

1月15日、安保破棄中央実行委員会主催「1・15沖縄連帯集会」に代表を派遣。
18日、「宮本百合子没後45周年記念の集い」が東京・千代田区公会堂でひらかれる。
21日、兵庫県民会館で詩人会議の協力を得てシンポジウム「阪神大震災と創造・表現への問い」をひらく。
3月26日、沖縄での米軍基地裁判での不当判決に対して「安保迎合と基地存続を前提とした不当判決に怒りをもって抗議する」との文書を福岡高裁那覇支部に送付、大田沖縄県知事に激励の電報を打つ。
4月27〜29日、第14回全国研究集会を愛知県犬山市でひらく。地方開催は23年ぶりのことであった。集会は決議『「日米安保共同宣言」に抗議する』を確認。
5月10日、『民主文学』臨時増刊号として『民主文学30年 短編小説秀作選』を刊行。
6月2日、第3回幹事会をアルカディア市ヶ谷でひらく。決議「消費税率引上げに断固反対する」「非営利団体の法人化を促進しよう」「著作物再販制の廃止に反対する」を採択。幹事会終了後『短編小説秀作選』刊行を祝う会を行なう。
9月 『短編小説秀作選』が4刷となり合計6800部となる。
10月6日、シンポジウム「文学創造と企業社会の変化」をひらく。


1995年

2月26日、第3回幹事会が東京・神田パンセでひらかれる。アピール「第16回大会を成功させるための『組織強化月間』の訴え―準同盟員拡大・滞納一掃・前納制の確立を‐」を採択。また常任幹事会が訴えた「兵庫県南部地震救援カンパ」の集計分が窪田議長から兵庫県在住花房幹事に手渡された。
4月8日、「土曜講座」を新設。以後今日まで31回を数える。
15日、創立30周年記念『短編小説秀作選』を発行。
29〜30日、全国交運共済東高円寺会館で第16回大会をひらく。幹事会報告「民主主義文学運動の歴史と伝統をふまえ明日に向かう主体的力量の強化を」、「大会宣言」および決議「憲法の基本精神の空洞化と改悪策動に抗議する」「一刻も早い核兵器廃絶を実現するためにたたかおう」を採択。第1回幹事会で25人の常任幹事と次の役員を選出した。議長=窪田精、副議長=森与志男、事務局長=宮寺清一、編集長=新船海三郎。
5月 第一回民主文学新人賞に佐田暢子「夕映えに立つ」が入選、佳作・浅尾大輔「ラウンド・ツウ」、大瀬美恵「嫁入り前」。
8月26日、同盟創立30周年レセプションを新宿モノリスでひらく。10月15日、全国交運共済・東高円寺会館で第2回幹事会をひらく。副議長に津上忠氏の補充を決定。決議「沖縄での米兵による少女暴行に厳重に抗議し、日米安保『再定義』に反対する」「中国・フランスの核実験強行にあらためて抗議し、すみやかな核兵器廃絶を求める」「オウム事件を口実とした破暴法の発動に反対する」を採択。
11月15日、「文学同盟創立30周年記念文芸講演会」を神田パンセ・ホールでひらく。
○第16回大会時組織状況 同盟員407人、準同盟員904人、支部130


1994年

1月23日、常任幹事会声明「小選挙区制法案の廃止をかちとろう」を発表。
3月20〜21日、事務所を同じマンションの1112に移転。
4月 第2回幹事会を全国交運共済・東高円寺会館でひらく。声明「国会解散・総選挙 を要求する」を採択。
29〜5月1日、第13回全国研究集会を全国交運共済・東高円寺会館でひらく。
5月 民主文学新人賞を設置(小説、評論、戯曲)、第1回募集、締め切りは95年1月。
9月25日、常任幹事会声明「村山内閣の悪政を許さぬ世論と行動をひろげよう」を発表。
10月5日、文学教室・創作専科を新設開講(〜3月)。以後今日まで28期を数える。


1993年

2月19日、「小林多喜二没後60周年記念の夕べ」を東京・豊島公会堂でひらく。
28日、第4回幹事会を全国交運共済・東高円寺会館でひらく。決議「憲法改悪のいかなる策動にも断固反対する」を採択。
5月3〜4日、第15回大会を全国交運共済・東高円寺会館でひらく。幹事会報告「民主主義文学運動の新たな前進と飛躍をめざして」、「大会宣言」、決議「憲法改悪への道をひらく、いかなる小選挙区制の導入にも反対する」を採択。第1回幹事会で25人の常任幹事と次の役員を選出した。議長・窪田精、副議長・佐藤静夫、森与志男、事務局長・宮寺清一、編集長・佐藤静夫、編集委員・新船海三郎(実務責任者)、右遠俊郎、小林昭、澤田章子、土井大助。『民主文学』経営委員会を設置(責任者・津上忠)。
8月 常任幹事会声明「悪政継続と自衛隊海外派兵のいっそうの推進、憲法改悪に道をひらく小選挙区制のたくらみを粉砕しよう!」を発表。
10月24日、常任幹事会声明「文化と国民生活を破壊する消費税率引き上げ、郵便料金値上げに反対する」を発表。
○第15回大会時組織状況 同盟員389人、準同盟員894人、支部127


1992年

3月29日、常任幹事会、自民党の海外派兵法案提出の策動にたいして抗議電報打電。
5月3日、第3回幹事会を全国交運共済・東高円寺会館でひらく。決議『自衛隊の海外派兵に道をひらくPKO法案に断固反対する』『参議院選挙で革新統一をめざす勢力の前進を』、アピール『第15回大会までに、300人の加盟員と700人の「民主文学」固定読者を拡大しよう』を採択。
3〜5日、第12回全国研究集会を全国交運共済・東高円寺会館でひらく。
9月20日、常任幹事会、東京都の拡声器規制条令などに抗議、撤回を求める電報を都知事宛打電。
10月25日、常任幹事会、新日本出版社からの《『民主文学』誌赤字解消についての申し入れ》を検討、『民主文学』発行対策委員会を設ける。
12月13日、緊急幹事会を全国交運共済・東高円寺会館でひらき、新日本出版社発行の『民主文学』を、93年3月号より日本民主主義文学同盟発行とすること、当面の運転資金として目標額五百万円の自力発行資金のためのカンパを募集することを決める(一千万円を超えるカンパが寄せられた)。アピール「『民主文学』自力発行にあたって―創造・組織活動の一層の発展と新しい飛躍へ」および「組織拡大運動強化のためのお願い」を採択。


1991年

1月21日、文学同盟など共催による「宮本百合子没後40周年記念の夕」を東京・日比谷公会堂でひらく。
常任幹事会声明「中東での戦争を口実にした自衛隊の海外派兵策謀に反対する!」を発表。
2月10日、第四回幹事会を東京・神田パンセでひらく。声明「統一地方選挙にあたって」、アピール「加盟員1300人で第14回大会を迎えよう!」を採択。
4月29〜30日、文学同盟第14回大会を全国交運共済・東高円寺会館でひらく。幹事会報告「90年代にむかう民主主義文学運動」および「大会宣言」、決議「ペルシャ湾への自衛隊の掃海艇派遣に抗議する」「小選挙区制導入・政党法制定など民主主義破壊の策動を許さない」「政府による国民生活・環境破壊、日本農業の破壊を糾弾する」を採択。第1回幹事会を開催し23人の常任幹事と議長・窪田精、副議長・佐藤静夫、森与志男、事務局長・宮寺清一、編集長・佐藤静夫、常任編集委員・右遠俊郎、小林昭、新船海三郎、土井大助、丹羽郁生を選出。
6月23日、常任幹事会アピール「大きな国民世論と運動の発展で小選挙区制の策動を粉砕しよう」を発表。
9月29日、常任幹事会、『民主文学』収支改善対策委員会を発足。
11月24日、第2回幹事会を全国交運共済・東高円寺会館でひらく。声明「憲法をふみにじるPKO協力法案を阻止しよう」、アピール・『民主文学』危機突破組織拡大の訴え「全国研究集会(92年5月)までに加盟員300人、『民主文学』固定読者700人の拡大を!」を採択。
12月 文学5団体、緊急集会「文学は海外派兵を許さない」を東京・全日自労会館でひらく。
○第14回大会時組織状況 同盟員370人、準同盟員883人、支部125


1990年

1月20日、常任幹事会声明『本島長崎市長銃撃事件を糾弾する!』を発表。
4月10日、文学同盟編集『新文学入門』が新日本出版社より刊行。
28日、第3回幹事会を全国交運共済・東高円寺会館でひらく。声明「自民党の『小選挙区比例代表並立制』導入と『政党法』制定の策動を許さない!」「弓削学長宅銃撃事件を断固糾弾する!」を採択。
28〜30日、第11回全国研究集会を全国交運共済・東高円寺会館でひらく。
7月 リーフレット『日本民主主義文学同盟/創立25周年記念』を作成。
15日、文学同盟編集『民主文学/小説の花束』(全3巻)を新日本出版社から刊行。
8月26日、文学同盟創立25周年記念祝賀会を東京・私学会館でひらく。
10月5日、常任幹事会声明「自衛隊の海外派兵をもくろむ『国連平和協力法』に断固反対する!」を発表。
25日、文学同盟創立25周年記念文芸講演会を東京・労音大久保会館でひらく。
12月3日、常任幹事会声明「国連安保理の対イラク武力行使容認の決議に抗議し、海外派兵につながるいかなる新規立法にも反対する!」を発表。


1989(昭和64・平成元)年

1月9日、常任幹事会声明「主権在民の憲法原則の蹂躙を許さない―天皇の死去と『代替わり』にあたって―」を発表。
4月2日、常任幹事会声明「消費税は廃止すべきである」を発表。
29〜30日、第13回大会を全国交運共済・東高円寺会館でひらく。幹事会報告「民主主義文学運動の展望と課題」および「大会宣言」、決議「リクルート疑獄をはじめとする汚職かくし、消費税強行の軍拡政治に国政選挙の勝利で痛打を!」「『政治改革』に名をかりた反動立法制定の策動に反対する」「核戦争阻止・核兵器廃絶運動をいっそう強化するために」「天皇・天皇制美化にたいするたたかいのさらなる前進を訴える」を採択。同盟費、準同盟費改定の規約一部改正も行なわれた。第1回幹事会で21人の常任幹事と次の役員を選出した。議長・窪田精、副議長・佐藤静夫、森与志男、事務局長・宮寺清一、編集長・佐藤静夫、常任編集委員・小林昭、新船海三郎、土井大助、丹羽郁生。編集体制については常任編集体制を存続させつつ、この体制をより強化するため常任編集委員のほかに編集長を置くことになった。
6月6日、常任幹事会声明「中国指導部の流血の暴挙を糾弾する!」を発表。
25日、常任幹事会声明「再び中国指導部の流血の暴挙を糾弾する!」を発表。
8月15日、同盟創立25周年事業の一つとして増補新装版『民主主義文学運動の歴史と理論』を青磁社から刊行。
10月 常任幹事会、訴え「文学同盟創立25周年記念日を加盟員1500人で迎えよう!」を発表。
12月10日、第2回幹事会を全国交運共済・東高円寺会館でひらく。アピール「文学同盟創立25周年を文学運動前進の大きなステップにしよう!」、声明「消費税廃止勢力の躍進で、自民党の国政支配に終止符を打とう!」「『大嘗祭』を『公的な皇室行事』とするなど、即位の諸儀式をめぐる違憲の政府方針に反対する!」を採択。
○ 第13回大会時組織状況 同盟員353人、準同盟員885人、支部121


1988(昭和63)年

2月20日、「小林多喜二没後55周年記念の夕」を東京・日比谷公会堂でひらく。
28日、常任幹事会声明「いかなる名目・形式でも大型間接税の導入に絶対反対する!」を発表。
5月3日、第3回幹事会を全国交運共済・東高円寺会館でひらく。声明「大型間接税導入に絶対反対する!核兵器廃絶をめざして、新しい平和の波を!」を採択。
3〜5日、第10回全国研究集会を全国交運共済・東高円寺会館でひらく。
6月26日、常任幹事会声明「消費税(大型間接税)を粉砕しよう!」を発表。
9月28日、常任幹事会声明「『天皇重体』をめぐる今日の異常事態にたいして」を発表。
10月29日、第1回創造問題シンポジウムが全国交運共済・東高円寺会館でひらかれる


1987(昭和62)年

2月22日、第3回幹事会を国労共済・東高円寺会館でひらく。声明「国民を欺く売上税導入・マル優廃止を阻止しよう!」「国家機密法再提出を断固阻止しよう!」を採択。
5月3〜4日、第12回大会を全国交運共済・東高円寺会館でひらく。幹事会報告「80年代末にのぞむ民主主義文学運動の進路」を採択。「幹事会は、20年以上の同盟員歴をもち満80歳をこえた同盟員を名誉同盟員に推薦することができる」という条項を盛り込む規約改正を行う。「大会宣言」および決議「核持ち込み密約に抗議し、核戦争阻止・核廃絶の世論をさらに大きくひろげよう」「警察拘禁二法の国会提出、国家機密法の策動に反対する」「国民のくらしと文化を破壊し、大軍拡に結びつく、いかなる新型間接税も阻止しよう」を採択。第1回幹事会で21人の常任幹事と次の役員を選出した。議長・窪田精、副議長・佐藤静夫、山口勇子、事務局長・森与志男、常任編集委員・稲沢潤子、小林昭、津田孝、土井大助。
8月23日、常任幹事会声明「警察の盗聴犯罪を糾弾し、人権と民主主義を守る世論を喚起しよう!」を発表。
○第12回大会時組織状況 同盟員336人、準同盟員821人、支部116


1986(昭和61)年

1月20日、「宮本百合子没後35周年記念の夕」を文学同盟ほか共催により東京・九段会館でひらく。
3月2日、非核五項目の合意と共同の戦線とそのうえにたつ非核政府の樹立をめざす日本共産党との懇談会をひらく。常任幹事会声明「非核の政府をめざす合意をひろげヒロシマ・ナガサキアピール署名にさらに力を!」「「天皇在位60年」祝賀行事と『安全保障会議』法案に反対する」を発表。
4月27日、第2回幹事会を国労共済・東高円寺会館でひらく。声明「『天皇在位60年』祝賀をはじめ一切の天皇制美化キャンペーンとたたかう」「『国家機密法』再提出と『安全保障会議設置法』に断固反対する」を採択。
27〜29日、第9回全国研究集会を国労共済・東高円寺会館でひらく。
5月5日、『朝日ジャーナル』が同誌の掲載した「続々・共産党のゆらぎ」の記事の中に、「4月号問題」とその後の編集長人事等について事実誤認、歪曲を行なって、文学同盟が共産党から「絶えざる介入」を受けているといった中傷、誹謗する記事があることは、文学同盟として看過しえないものであり、同誌編集部に抗議と反論掲載を要求する。
6月29日、『朝日ジャーナル』に森与志男事務局長による反論が掲載されたが、同誌が表題を改ざんし、同時に載せた編集部記事で事実を歪曲、再中傷したことに、抗議と反論掲載を求める。
常任幹事会、訴え「原水爆禁止86年世界大会を統一して開催しそれを成功させるために」を発表。
7月27日、常任幹事会声明「国家機密法の再提出を阻止しよう」を発表。
11月7日、文学5団体「『許すな! 国家機密法』文学者のつどい」をひらく。


1985(昭和60)年

3月21日、飯田橋セントラル・プラザで第4回幹事会をひらく。声明「『核兵器全面禁止を要求する署名』運動と、『ヒロシマ・ナガサキからのアピール』に賛同する署名運動の成功のために!」を採択。
4月28〜29日、文学同盟第11回大会を東京杉並・国労共済東高円寺会館でひらく。幹事会報告「文学同盟の20年とわれわれの任務」「前大会以後2年間の諸活動と当面の課題」および「大会宣言」、決議「核戦争阻止、核兵器全面禁止・廃絶の実現を!―ヒロシマ・ナガサキからのアピール支持署名運動に積極的にとりくもう―」「国家機密法など一連の悪法制定の策動に反対する」「レーガン政権のニカラグア干渉に反対し、ニカラグア人民を支援する」「東京都議会議員選挙での革新統一勢力の躍進のために」を採択。10回大会時点で明らかになった赤字累積の財政状態は基本的に克服され、財政再建の見通しがたてられ、借入金の返済も約束期限内に返済が可能になった。第1回幹事会で21人の常任幹事と次の役員を選出した。議長・窪田精、副議長・佐藤静夫、山口勇子、事務局長・森与志男、常任編集委員・小林昭、佐藤静夫、津田孝、土井大助を選出。
6月16日、今野大力没後50周年墓前祭を多摩霊園で挙行。
8月24日、同盟創立20周年記念/『民主文学』創刊20周年記念「文芸講演会」を東京・労音会館でひらく。同日、東京・学士会館で「20周年記念祝賀会」がひらかれる。
10月4日、文学5団体、「国家機密法」に反対する文学者のつどいを東京・労音会館でひらく。
12月22日、常任幹事会声明「『国家機密法』を廃案に追いこんだ力を土台にその再提出を絶対に阻止しよう!」を発表。
○ 第11回大会時組織状況 同盟員313人、準同盟員858人、支部117


1984(昭和59)年

1月29日、常任幹事会声明「トマホーク配備米艦船の日本寄港に反対する!」を発表。
2月11日、『民主文学』創作合評会を新設(現在「作者と読者の会」として継続)。
3月12日、新事務所、渋谷区本町1‐7‐16 初台ハイツ1010に移転。
4月1日、常任幹事会声明「民主主義圧殺をねらう「政党法」制定の策動を阻止しよう!」を発表。
7月22日、常任幹事会声明「ニカラグア革命政権と人民のたたかいを支援しよう」を発表。
22日、常任幹事会「原水禁世界大会を成功させよう」という山口勇子原水協筆頭代表理事の談話を支持する『決議』を採択。
8月26日、常任幹事会声明「全斗煥の来日に抗議する」を発表。
9月22〜24日、第8回全国研究集会を伊豆・国労教育センターでひらく。
11月25日、常任幹事会声明「好核・反国民的な中曽根内閣を打倒しよう!」「アメリカのニカラグア干渉に抗議する!」を発表。
12月8日、文学5団体による「戦争と文学を考える集い」を労音会館でひらく。


1983(昭和58)年

2月18日、文学同盟、多喜二・百合子研究会、日本共産党中央委員会共催による「小林多喜二没後50周年記念の夕」を東京・日比谷公会堂でひらく。
3月27日、第4回幹事会を同盟会議室でひらく。緊急アピール『いっせい地方選挙にあたって/革新統一と真の革新勢力の勝利と前進を!』を採択。
4月 『民主文学』「4月号編集問題」が起きる。文学同盟創立の精神とその歴史、伝統の積極面を発展させる見地から常任幹事会で討議が行われた。
5月3〜4日、文学同盟第10回大会を東京杉並・国労共済東高円寺会館でひらく。幹事会報告「現代危機の深化と民主主義文学運動の課題」を常任幹事会の補足をふくめて採択。民主主義文学運動は、「革新統一をめざす民主運動および民主的文化運動の一翼」であることを確認。「大会宣言」および決議「さし迫った国政選挙での革新勢力の前進のために奮闘しよう」を採択。議長・霜多正次、副議長・窪田精、佐藤静夫(編集機構の改革問題など多くの意見がでて、大会開会中という時間的制約のなかで、十分に論議をつくすことができなかったため、暫定措置として事務局長・山根献、『民主文学』編集長・中野健二)を選出。
9月25日、第2回幹事会を同盟会議室でひらく。前編集長、前議長および一部常任幹事らの辞意表明後の常任幹事会の機構改編問題を審議し、常任幹事を3人補充し、次の新三役を選出、新しい編集体制(編集長を置かない集団編集機構)を決定した。議長・窪田精、副議長・佐藤静夫、事務局長・森与志男、常任編集委員・今崎暁巳、佐藤静夫、津田孝、土井大助。目標額二百万円の借入金の募集をふくむ訴え「文学同盟の危機の打開と前進のために/同盟員・準同盟員に訴える」を採択。「4月号編集問題」を契機として意見を異にする常任幹事が辞任あるいは退会し、一部が文学同盟を外から攻撃するなど、全国の組織で少なくない混乱が生じたが、幹事会を中心にその厳しい試練を克服した。
11月8日、常任幹事会声明「田中角栄辞職・ロッキード汚職徹底糾明を要求する」「アメリカのグレナダ侵略に抗議する」を発表。
○第10回大会組織状況 同盟員284人、準同盟員1,007人、支部123


1982(昭和57)年

5月2〜4日、第7回全国研究集会を伊豆・国労教育センターでひらく。
9月26日、常任幹事会声明「パレスチナ難民キャンプ大虐殺に抗議する」を発表。
10月4日、事務所を、千代田区西神田2―2―7江口ビルに移転。
12〜30日、「宮本百合子没後30周年記念・全集完結記念の夕べ」を、愛知県、山口県、大阪府、郡山市で連続的に開催。
23〜24日、国労共済・東高円寺寮で第3回幹事会をひらく。加盟員への幹事会の訴え「民主主義文学運動の総力を結集して、組織・財政の困難を打開しよう」、声明「核兵器の全面禁止と「臨調」軍事路線の根本的転換を求める」を採択。


1981(昭和56)年

1月20日、文学同盟、多喜二・百合子研究会、新日本婦人の会、婦人民主クラブ再建連絡会、日本共産党中央委員会共催による「宮本百合子没後30周年記念の夕べ」を東京・九段会館ホールでひらく。
5月2〜3日、文学同盟第9回大会を東京・労音会館でひらく。大会報告は「民主主義文学とは、さまざまな対象を社会の民主的発展の方向をめざしてリアルにえがく文学である」と定式化し、この規定を土台として批評の基準を明確にし、深めていくことの重要性を提起した。幹事会報告「反動化に抗する民主主義文学の前進を!」および「大会宣言」を採択。第1回幹事会で22人の常任幹事と次の役員を選出した。議長・霜多正次、副議長・窪田精、佐藤静夫、事務局長・山根献、『民主文学』編集長・中野健二。
6月5日、常任幹事会声明「いっさいの核持込みに反対し、核積載艦船・航空機の退去、非核三原則の法制化、安保条約廃棄を要求する」を発表。
13日、研究会活動の一つとして「労働者の現状と文学」研究会を発足(以後25大会期まで)。
11月30日、大会報告集『民主主義文学運動の歴史と理論』を青磁社から刊行。
12月13日、第2回幹事会を文学同盟会議室でひらく。声明「教科書の反動的改編に反対する」「日本とアジアを核戦場化する軍拡競争をやめさせよう」を採択。
○第9会大会時組織状況 同盟員262人、準同盟員1,103人、支部128


1980(昭和55)年

4月30日、常任幹事会声明「アメリカのイランでの戦争挑発とあらゆる覇権主義に反対し、平和をまもる力をつよめよう」を発表。
7月15日、常任幹事会声明「金大中氏ら37人の抹殺の陰謀に抗議し、ファシズムの進行を阻止するたたかいを強化しよう」を発表。
8月30日、文学同盟創立十五周年記念・『民主文学』創刊15周年記念「文芸講演会」と祝賀会を東京・労音会館でひらく。
11月22〜24日、第6回全国研究集会を城ヶ島・三崎海洋センターでひらく。
12月 文学同盟編『現代民主文学短編選』を新日本出版社から刊行。


1979(昭和54)年

2月25日、第四回幹事会を開催、声明「中国のベトナム侵略に反対し即時無条件撤退を要求する」「元号法制化法案を阻止しよう」を採択。
5月5〜6日、文学同盟第8回大会を東京・労音会館でひらく。幹事会報告「現代の危機と文学運動の課題」、「大会宣言」および「元号法制化に反対する決議」を採択。第1回幹事会で24人の常任幹事と次の役員を選出した。議長・霜多正次、副議長・窪田精、佐藤静夫、事務局長・山根献、『民主文学』編集長・中野健二。
6月15日、「文学新聞」120号をもって休刊。
○第8回大会時組織状況 同盟員270人、準同盟員1,118人、支部133



1978(昭和53)年

2月21日、文学同盟、多喜二百合子研究会、日本共産党中央委員会共催による「小林多喜二没後45周年記念の夕べ」を東京・日比谷公会堂でひらく。
7月 常任幹事会、財政危機打開のため経営委員会を発足。
9月22〜24日、第5回全国研究集会を東京・労音会館でひらく。
22日、常任幹事会声明「『有事立法』に反対し、軍事ファシズム阻止のためにたたかおう」を発表。
11月26日、第3回幹事会、全加盟員へ「いっせいに準同盟員をふやし新しい組織づくりにとりくみ、文学運動の危機をのりきろう」との訴えを採択。


1977(昭和52)年

3月22日、村山知義・元文学同盟副議長死去。4月3日東京芸術座劇団葬が青山斎場でおこなわれる。
5月3〜4日、文学同盟第7回大会を東京・都市センターホールでひらく。幹事会主報告「今日の民主主義と文学の課題」、幹事会組織報告「運動の総体的前進をめざして」、大会宣言および大会決議「原水爆禁止運動の国民的統一の実現を訴える」「参議院選挙での革新の前進と勝利に向けて」を採択。第1回幹事会で25人の常任幹事と次の役員を選出した。議長・霜多正次、副議長・窪田精、佐藤静夫、事務局長・山根献、『民主文学』編集長・中野健二。
○第7回大会時組織状況 同盟員267人、準同盟員1,121人、支部139


1976(昭和51)年

1月20日、神田共立講堂で「宮本百合子没後25周年記念の夕べ」をひらく。
31日、常任幹事会声明「民主主義の危機にあたって日本の知性に呼びかける」を発表。
10月5日、文学同盟創立10周年記念事業の一つとして霜多正次編『現代の小説』を新日本出版社から刊行。
9〜11日、第4回全国研究集会を静岡県伊豆大川の国労教育センターでひらく。
12月30〜1月3日 第1回・山の文学学校を開催。以降、今日まで毎年開催されている。


1975(昭和50)年

1月18日、江口渙・文学同盟議長死去。日本共産党中央委員会との「江口渙合同葬」を東京・青山斎場でいとなむ。
3月20日、事務所を、千代田区6番町6 三栄ビル4Fに移転。
都知事選問題で、常任幹事会声明「中野好夫氏ら六氏の提案を支持し革新勢力の統一の実現を訴える」を発表。
5月3〜4日、文学同盟第6回大会を東京・自治労会館でひらく。幹事会主報告「民主主義と日本文学の課題」、幹事会組織報告「われわれの十年と文学運動の諸問題」、決議「言論表現の自由の破壊につよく抗議する―平和と民主主義・真実の擁護のために―」「『公職選挙法』改悪に反対する」を採択。第1回幹事会で23人の常任幹事と次の役員を選出した。議長・霜多正次、副議長・窪田精、佐藤静夫、事務局長・山根献、『民主文学』編集長・中野健二。
8月25日、文学同盟創立十周年記念祝賀パーティを東京・労音会館でひらく。
10月16日、「文学同盟創立10周年・『民主文学』創刊10周年記念文芸講演会」を労音会館大ホールでひらく。
11月、同記念文芸講演会を京都、大阪でひらく。
○ 第6回大会時組織状況 同盟員257人、準同盟員1,249人、支部132


1974(昭和49)年

1月 「石油危機」による深刻な用紙不足で紙代が高騰、出版事情が悪化し『民主文学』2月号を減ページして発行。
5月 常任幹事会声明「『靖国神社法案』に反対する」を発表。
8月 常任幹事会決議「日本ペンクラブ訪『韓』代表団藤島泰輔、白井浩司両氏の『発言』に抗議し、その即時撤回を要請する」を発表。
12月7日、常任幹事会声明「八鹿高校等の暴力事件に抗議し、言論・表現・出版の自由の擁護を訴える」を発表。
文学同盟創立十周年記念事業の一環として新事務所開設が決められ、五百万円の寄付募集がはじまる。


1973(昭和48)年

2月20日、文学同盟、多喜二百合子研究会、日本共産党中央委員会共催による「小林多喜二没後40周年記念の夕」を東京・共立講堂でひらく。
5月4〜5日、文学同盟第5回大会を東京・自治労会館でひらく。幹事会報告「現代の課題と文学運動」、大会宣言、決議「小選挙区制の国会提出に抗議する」「『筑波大学法案』に反対する」「ベトナム・インドシナ人民支援・連帯強化の決議」を採択。第1回幹事会で24人の常任幹事と次の役員を選出した。議長・江口渙、副議長・霜多正次、窪田精、事務局長・中里喜昭、編集長・佐藤静夫。
9月24日、常任幹事会声明「チリ軍部クーデターを糾弾する」を発表。
11月2〜4日、第三回全国研究集会を京都・府立勤労会館、光明寺会館で開催。
○ 第5回大会時組織状況 同盟員265人、準同盟員1,273人、支部121


1972(昭和47)年

4月15日、文学同盟編集による『現代短編小説集』を東邦出版社から刊行。
5月3〜5日、第2回全国研究集会を東京・読売ランドでひらく。12日、常任幹事会声明「ニクソンのベトナム港湾封鎖の暴挙を糾弾したたかうベトナム人民への支援の強化を訴える」を発表。
10月13〜30日、ソ連作家同盟の招待で、同作家同盟との交流正常化交渉のため、文学同盟訪ソ代表団を派遣。


1971(昭和46)年

1月20日、文学同盟ほか4団体共催による「宮本百合子没後20周年記念の夕べ」が東京・神田共立講堂でひらかれる。
5月3〜5日、文学同盟第4回大会を東京・読売ランドでひらく。幹事会活動報告と大会宣言、決議「『沖縄返還協定』の欺瞞をあばき沖縄全面返還をかちとろう」「司法の反動化に反対し民主主義を擁護しよう」「参議院選挙での民主勢力の勝利のために奮闘しよう」を採択。第1回幹事会で24人の常任幹事と次の役員を選出した。議長・江口渙、副議長・霜多正次、窪田精、事務局長・中里喜昭、『民主文学』編集長・佐藤静夫。
30日、文学同盟編集による『続文学入門―理論と歴史』を新日本出版社から刊行。
10月1日、「創作通信制度」を新設し受付開始。
12月 『民主文学』12月号ではじめて「支部誌・同人誌推薦作品特集」を行う。
○第4回大会時組織状況 同盟員255人、準同盟員1,448人、支部117


1970(昭和45)年

2月12日、常任幹事会声明「言論・出版の自由を守るために」「京都府知事選で民主勢力を勝利させるために」を発表。
3月6日、東京・日本青年館で文学同盟、多喜二百合子研究会主催で「多喜二・百合子祭」をひらく。
5月16日、常任幹事会声明「アメリカのカンボジア侵略に抗議する」を発表。
7月16日、常任幹事会声明「風刺詩『五賊』弾圧に抗議する」を発表。
9月17日、常任幹事会声明「沖縄国政参加選挙で民主勢力を勝利させよう」を発表。
30日、文学同盟編集による『文学入門―創造と運動』を新日本出版社から刊行。
10月10〜11日、第1回全国研究集会を東京・食糧会館でひらく。


1969(昭和44)年

3月21〜23日、文学同盟第3回大会を東京・都市センターホール、牛込公会堂でひらく。大会直前に『民主文学』4月号の「サークル誌評」でもちいられた表現(「差別用語」の使用)について討議し、編集委員会と筆者の謝罪文を『民主文学』に発表、雑誌の回収を行った。大会は一般活動報告「今日の情勢と文学運動の課題」、決議「1970年をまえにして安保条約破棄・沖縄全面返還を要求するたたかいを進めよう」「大学の民主化と教育問題について」「靖国神社法案に反対する」を採択、第1回幹事会で21人の常任幹事と次の役員を選出した。議長・江口渙、副議長・佐藤静夫、村山知義、事務局長・窪田精、『民主文学』編集長・手塚英孝。
4月15日、「文学新聞」創刊。
20日 第1回・文学のふるさとを訪ねてを開催。以降、77年まで13回開催。
21日、民主主義文学運動全体を誹謗し、運動に不利益をもたらす意図をもって出版された『人物戦後左翼文学運動史』の発行元「全貌社」に抗議文を送付。
6月15日、『文学運動の諸問題』(文学同盟編集・発行)。
20日、常任幹事会声明「『大学立法』阻止のために力を結集しましょう」を発表。
8月4日、声明「『大学法案』の強行『採決』を糾弾する」を発表。
8日〜11日、第1回・海の文学学校を開催。以降、83年まで12回、開催された。
9月20日、常任幹事会「若干の同盟員の同盟からの脱退にいたる経過とわれわれの態度」を発表。
10月11〜12日、シンポジウム「民主主義文学とは何か」をテーマに東京・動力車会館でひらく。
11月22日、常任幹事会声明「日米共同声明に抗議する」を発表。
12月15日、常任幹事会「歪められた三つの事実―西野辰吉氏の《「政治と文学」の病状と病理》について―」を発表。
23日、言論・出版の自由にかんする懇談会が「言論・出版の自由についての声明」を発表。
○第3回大会時組織状況 同盟員259人、準同盟員1,294人、支部131


1968(昭和43)年

3月8日、声明「『外国人学校法案』に反対する」を発表。
4月9日、「文学ゼミナール」開講(近代文学ゼミ、創作ゼミの2コース)。12日、文学同盟・詩人会議・多喜二百合子研究会主催、18団体協賛による「小林多喜二没後35周年・ナップ結成40周年記念の夕べ」を東京・日本青年館でひらく。講演=壺井繁治。映画「蟹工船」上映。


1967(昭和42)年

3月19〜21日、文学同盟第2回大会を東京・金属労働会館でひらく。主報告「日本文学の現状と民主主義文学運動の課題」、組織報告「文学同盟の現状と当面の組織問題」、大会決議「日本の民主運動と文化運動の自主性を守ろう」「アメリカ帝国主義のベトナム侵略とこれに積極的に加担する佐藤内閣に抗議し、ベトナム人民との連帯のたたかいをさらに強めよう」「在日朝鮮人の民主的民族教育をまもり『学校教育法一部改正法案』のさし迫った国会上程をうちくだこう」「統一地方選挙にあたり、民主勢力の勝利のために奮闘しよう」を採択。第1回幹事会で19人の常任幹事と次の役員を選出した。議長・江口渙、副議長・村山知義、霜多正次、事務局長・窪田精、『民主文学』編集委員会・西野辰吉(責任者)、手塚英孝、佐藤静夫(以上副責任者)、霜多正次、小原元、矢作勝美、伊東信、山村房次、田村栄、飯野博、篠原茂、津上忠。
4月25日、第2回常任幹事会で支部主催による文芸講演会開催の方針を決める。
7月30日、アジア・アフリカ作家会議日本協議会が一部委員の暴挙で「解散」処置をとったのにたいし、それが不当であることを明らかにするため、霜多正次、窪田精委員が「アジア・アフリカ作家会議日本協議会の「解散」に反対する」との緊急声明を発表。その後、10月16日、日本協議会の存続を確認するための同総会が東京・金属労働会館でひらかれた。
9月15日、常任幹事会声明「朝鮮大学校の認可を要請する」を発表。
11月19日、第2回幹事会を東京・金属労働会館でひらく。決議「『明治百年』の反動とたたかうために」「『日米共同声明』に反対する決議」を採択。
○第2回大会時の組織状況 同盟員160人、準同盟員2,159人、支部141


1966(昭和41)年

1月20日、文学同盟など主催4団体と日本民主青年同盟など22後援団体によって「宮本百合子没後15周年記念講演会」が東京・渋谷公会堂でひらかれる。開会=小笠原貞子、挨拶=江口渙、櫛田ふき、佐藤静夫、講演=蔵原惟人、朗読=山本安英、ほか。
4月6日、「文学教室」を東京・豊島振興会館でひらき、6月22日まで全12回、132人が参加。
10日、幹事会声明「在日朝鮮人の民族教育は完全に保障されなければならない」を発表。
5月3〜4日、全国支部代表者会議が東京・市ヶ谷私学会館でひらかれ64支部代表・幹事など89人が参加。
『民主文学』誌上に「今月の推薦作」制度を設ける。
6月7日、幹事会声明『小選挙区制に反対する』を発表。
12月 東京都千代田区麹町5―3 麹町マンション内に新事務所を開設。


1965(昭和40)年


創立大会

 

「民主文学」創刊号
 
8月26日、東京・全電通会館で日本民主主義文学同盟創立大会がひらかれる。「新文学団体へのよびかけ」に応じた93人の同盟員、753人の準同盟員で発足。運動方針「日本文学の民主的発展のために」、組織方針「文学同盟と組織の問題」および規約を承認、17人の幹事と次の役員を選出した。議長・江口渙、副議長・村山知義、霜多正次、事務局長・窪田精、『民主文学』編集長・佐藤静夫。大会決議「『日韓条約』批准を阻止し、ベトナム侵略戦争に断固反対してたたかおう」「沖縄・小笠原の即時返還とアメリカ軍の撤退とを要求する決議」を採択。仮事務所を、東京都中野区昭和通り1の29におく。
9月27日、第5回幹事会で「同盟建設基金二百万円の募集について」を決定。10月9日、第6回幹事会で「新日本文学会の声明について」を決定し、『民主文学』創刊号に発表。26日、運動の機関誌として『民主文学』が創刊される。発行準備にとりかかった際の、会計の現在高は16,938円にすぎず、同盟建設基金二百万円の募集を訴えたが、年末までに集まった募金は九万円という厳しい状況の中で、創刊号は発行された。
 文化団体連絡会議、安保破棄諸要求貫徹中央実行委員会、原水爆禁止日本協議会、日中友好協会に団体加盟する。
12月19日、事務所を、東京都千代田区九段4―1に移転。
○創立大会時組織状況 同盟員132人、準同盟員1,050人